データベース管理


修復を使用する
サーバーを再起動すると、ログが有効になっていないデータベースの中で、更新したにもかかわらず、サーバーエラー、電源エラー、ハードウェアエラーなどが原因で正常に閉じられなかったものが素早く検索されます。サーバーの起動処理が終了して数分後に、この条件を満たすデータベースに対して Fixup タスクが実行され、エラーが発生したことにより一部の書き込み処理で生じた矛盾の修復を試みます。このデータベースにまだ Fixup タスクが実行されていない場合は、ユーザーがアクセスしようとしても「データベースに矛盾がないか確認中のためこのデータベースを開けません」というメッセージが表示されます。IBM(R) Lotus Notes(R) Client を再起動したときにも、同じ修復処理が実行されます。

サーバー起動時に同時に複数の Fixup タスクを実行すると、データベースの修復にかかる時間を短縮できます。IBM(R) Lotus Domino(R) の起動時にデフォルトで実行される Fixup タスクの数は、サーバーで使用可能なプロセッサの数の 2 倍です。一般的にはこのデフォルトの動作で十分ですが、NOTES.INI ファイルに Fixup_Tasks 設定を追加することもできます。実際に実行されるタスクの数は、実行できるタスク数の設定値と、修復が必要なデータベース数のうち小さい方の値に等しくなります。たとえば、Fixup_Tasks に 4 を設定しても、修復が必要なデータベースが 1 つしかなければ、Fixup タスクは 1 つしか実行されません。

トランザクションログを設定すれば、Fixup タスクを実行して、データベースに発生した矛盾を解決する必要はなくなります。

手動で修復を実行するLotus Domino Administrator で次の操作を行うと、破損したデータベースを修復するために Fixup を手動で実行できます。どの方法でも、Fixup の動作をカスタマイズできます。


関連項目