モニタリング


トランザクションログを計画する
トランザクションログでは、データベースに加えられた変更がすべて取り込まれ、トランザクションログに書き込まれます。記録されたトランザクションは、リソースが利用可能なときや指定された間隔で、一括してディスクに書き込まれます。

トランザクションログを計画する際は、次のチェックリストを使用してください。


トランザクションログの形式を比較するログ形式は、循環、アーカイブ、線形の 3 種類から選択できます。選択するログ形式は、ディスクサイズとバックアップ方針にも依存します。
循環ログでは、一定量のディスク容量 (最大 4 GB) がトランザクションログのために再利用されます。このディスク容量を使い切ると、最も古いトランザクションから順に上書きされていきます。容量がいっぱいになったら、データベースでバックアップを実行します。上書きされる前にデータベースの変更を取り込むには、毎日のバックアップ作業が必要になることもあります。これは、サーバーの使用状況によって異なります。データベースの各完全バックアップで必要なログのサイズが 4 GB 未満である場合は、循環ログを使用します。

線形ログは、4 GB 以上に対応している点を除いて、循環ログと同様です。データベースの各完全バックアップで必要なログのサイズが 4 GB を超えている場合は、線形ログを使用し、アーカイブメディアは使用しません。

アーカイブログでは、必要に応じてログファイルを作成します。アーカイブログを使用するとバックアップと復旧が簡素化され、オンラインでのバックアップや部分的なバックアップが可能になります。このログファイルは、アーカイブするまで上書きされません。アーカイブログでは、必要なときにログエクステントを利用できるように、いっぱいになったログエクステントをバックアップするバックアップユーティリティが必要です。バックアップユーティリティを使用しない場合、サーバーはログエクステントの作成を続行し、ディスク容量がいっぱいになってパニックが発生します。

関連項目