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Web サーバー管理クライアントに管理者のアクセス権を追加する
IBM(R) Lotus Domino(R) Web サーバー管理クライアントに管理者のアクセス権を追加する際は、サーバー文書を使用すると便利です。Web サーバー管理データベース (WEBADMIN.NSF) の ACL に管理者を追加するには、サーバー文書の [フルアクセスアドミニストレーター] か [管理者] フィールドに名前を追加するだけで済みます。HTTP サーバータスクにより、Web サーバー文書のこれらのフィールドにリストされている名前が Web サーバー管理データベースの ACL にリストされている名前と定期的に同期化されます。ACL にまだリストされていない名前は、[管理者] のアクセス権とすべてのロールで追加されます。すでに ACL にリストされている名前は、ACL で付与されているアクセス権のままとなります。これにより、特定の管理者の ACL ロールを制限するなどの ACL のカスタム設定が上書きされることはありません。さらに、サーバー文書に管理者としてリストされている管理者であっても、Web サーバー管理クライアントを使えないように制限することも可能です。サーバー文書から管理者の名前を削除すると、次回の同期化の際、その名前は Web サーバー管理データベースの ACL からも自動的に削除されます。

Lotus Domino Web サーバー管理データベースの ACL に直接名前を追加することにより、Web サーバー管理クライアントへの管理者アクセス権を手作業で付与することもできます。割り当てるロールを制限することにより、管理者にすべてのアクセス権を付与するか、一部のアクセス権を付与するかを制御できます。管理者に割り当てられたロールによって、その管理者が使用できるコマンドと、Web サーバー管理クライアントに表示されるタブが決まります。サーバー文書を使用して Web サーバー管理クライアントへの管理者アクセス権を追加した場合は、ロールを制限することはできません。サーバー文書を使用して名前を追加するときは、Lotus Domino Web サーバー管理データベースの ACL を使用して、Web サーバー管理クライアントへのアクセス権を手作業で制限する必要があります。管理者がアクセスできないようにするには、ACL で [なし] のアクセス権を割り当てます。

Web サーバー管理クライアントのロールについて詳しくは、「Web サーバー管理クライアントでの管理者のロール」の項目を参照してください。

Web サーバー管理データベースへのアクセス権を自動的に更新するには 1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で [設定] タブをクリックします。
2 [サーバー] ビューを選択し、Web 管理サーバーの現在のサーバー文書を開きます。

3 [セキュリティ] タブをクリックします。

4 次のフィールドのいずれかで、Web サーバー管理クライアントへのアクセス権を付与する管理者の名前を入力します。

5 [保存して閉じる] をクリックします。

Web サーバー管理データベースの ACL リストを手動で更新するにはWeb サーバー管理データベースの ACL リストに管理者を手動で追加することができます。
1 Web サーバー管理クライアントを使用するブラウザで、[ファイル] タブをクリックします。

2 Web サーバー管理データベース (WEBADMIN.NSF) を選択します。

3 [ツール] メニューで、[データベース] - [ACL の管理] を選択します。

4 [追加] をクリックし、Web サーバー管理データベースの ACL に管理者またはグループの名前を追加します。

5 [アクセス] フィールドで、[管理者] を選択します。

6 ロールを割り当てます。割り当てるロールによって、使用できるコマンドと Web サーバー管理クライアントに表示されるタブが決まります。


7 次のいずれかを実行します。 ACL ロールの管理について詳しくは、「ACLのロール」の項目を参照してください。SSL 認証について詳しくは、「Lotus Notes Client とインターネットクライアントで SSL クライアント認証を設定する」の項目を参照してください。

関連項目