トラブルシューティング


Lotus Domino Server をバックアップする
バックアップの方法には 2 種類あります。ファイルのバックアップコピーを作成する従来からの方法と、トランザクションログ機能を使用する方法です。

Lotus Domino Server をバックアップするガイドラインデータベース、テンプレートファイル、NOTES.INI ファイル、ID ファイルなど、IBM(R) Lotus Domino(R) Server のデータファイルはすべて、バックアップが必要です。自社の標準バックアップ手順に従い、ファイルをバックアップメディアに直接コピーするか、一度ファイルサーバーにコピーしてからバックアップメディアにコピーします。データベースのバックアップを複製だけに頼らないようにしてください。損傷したり誤って変更されたデータベースが複製されてしまう場合があります。その場合、復旧に使用できるリソースはサーバーのバックアップメディアしかありません。
Lotus Domino Server をバックアップする際は、次のガイドラインに従います。

1 Lotus Domino を実行する際には、ファイル、LOG.NSF、NAMES.NSF、MAIL.BOX およびサーバー ID ファイルが開いている必要があります。開いたファイルをバックアップできないバックアップユーティリティの場合は、サーバーをシャットダウンしてからバックアップしてください。

2 サーバー ID ファイルをディスクにコピーし、安全な場所に保管します。

3 クライアント上に Domino ディレクトリのレプリカを作成し、そのローカルレプリカをサーバーのレプリカで更新して、常に最新の状態に維持します。Domino ディレクトリが損傷しても、クライアントのローカルレプリカから新規作成すれば、レプリカをすぐに復元できます。ただし、その場合も、Domino ディレクトリのメディアへのバックアップは続けてください。トランザクションログ機能を使用している場合は、メディアへのバックアップは行わないでください。

4 共有メールデータベースを使っているシステムの場合は、ユーザーメールファイルとともに共有メールデータベースもバックアップします。

関連項目