インストール
Lotus Domino Server の機能
最初の IBM(R) Lotus Domino(R) Server のインストールと設定を開始する前に、必要なサーバーの機能と物理的なロケーションを検討し、サーバー同士を接続する方法を決定します。その際、現在の LAN および WAN の設定について十分考慮する必要があります。
社内において次のようなサーバーが必要かどうかを検討します。
IBM(R) Lotus Notes(R) ユーザーとブラウザユーザーがアプリケーションにアクセスできるようにするためのサーバー
地理的に離れたサーバー間の通信を処理するハブサーバー
ブラウザユーザーが Web アプリケーションにアクセスできるようにするための Web サーバー
メッセージングサービスを管理するサーバー
ユーザーとサーバーに他のユーザーやサーバーとの通信方法に関する情報を提供するディレクトリサーバー
ユーザーとサーバーが他のサーバーへのアクセスを提供する 1 台のサーバーにアクセスできるようにするためのパススルーサーバー
ユーザーが Lotus Domino ドメイン内のすべてのサーバーでの検索を実行できるようにするためのドメイン検索サーバー
ユーザーがデータに安定してアクセスできるようにし、ロードバランシングとフェイルオーバーを提供するクラスタサーバー
1 台のコンピュータで Lotus Domino Server の複数のインスタンスを実行するパーティションサーバー
Lotus Notes ユーザーが社内の Lotus Domino サービスにアクセスできるようにし、社内のサーバーを外部のユーザーから保護するファイアウォールサーバー
ユーザーが Lotus Domino アプリケーションの特定のセットにアクセスできるようにするための xSP サーバー
以上の点を考慮して、どのような種類の Lotus Domino Server が必要かを決定します。各サーバーをインストールする際は、次のインストールオプションのいずれかを選択する必要があります。
[Domino Utility Server] - アプリケーションサービスのみを提供し、Lotus Domino クラスタをサポートする Lotus Domino Server をインストールします。Lotus Domino Utility Server は、Lotus Domino で新たに導入されたインストールタイプです。これにより、クライアントアクセスのライセンス要件が必要なくなりました。このオプションでは、メッセージングサービスはサポートされないことに注意してください。詳しくは、ライセンス本文の内容を参照してください。
[Domino Messaging Server] - メッセージングサービスを提供する Lotus Domino Server をインストールします。このオプションでは、アプリケーションサービスまたは Lotus Domino クラスタはサポートされないことに注意してください。
[Domino Enterprise Server] - メッセージングサービスとアプリケーションサービスの両方を提供し、Lotus Domino クラスタをサポートする Lotus Domino Server をインストールします。
メモ
これら 3 つのインストールオプションでは、Lotus Domino パーティションサーバーはサポートされます。サービスプロバイダ (xSP) 環境をサポートするのは、Lotus Domino Enterprise Server だけです。
関連項目
Lotus Domino Web サーバー
メッセージングの概要
ディレクトリサービスの計画
パススルーサーバーの使用を計画する
ドメイン検索の概要
Lotus Domino クラスタについて
パーティションサーバー
Lotus Domino パススルーサーバーをプロキシとして使用する
xSP サーバー環境を計画する
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