システム管理ツール
ユーザー名の変更を開始すると、名前の変更を承認または拒否するよう要求される場合があります。ユーザーが名前の変更を拒否した場合、ユーザー名を元の名前に戻すことを承認するか、またはそれを拒否するかを求めるシステム管理要求が生成されます。たとえば、ユーザーが名前の変更を拒否した場合、システム管理要求「拒否された名前変更の承認」が ADMIN4.NSF に通知されます。
メモ このプロンプトは、ユーザーが [Notes 名の変更] ダイアログボックスで [名前の変更を受け入れる前に確認する] オプションを選択している場合に表示されます。[Notes 名の変更] ダイアログボックスは、IBM(R) Lotus Notes(R) ユーザーインターフェースで [ファイル] - [セキュリティ] - [ユーザーセキュリティ] - [ユーザー情報] - [名前の変更] メニューを選択すると表示されます。
名前変更の満了日に達し、ユーザーが返答しなかった場合、名前変更の取り消し要求を承認することを求めるシステム管理要求が発行されます。名前変更の取り消し要求を承認するか、またはその要求を拒否することができます。名前変更取り消しを承認した場合、名前変更を拒否するシステム管理要求が生成されます。
1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で、[サーバー] - [分析] - [システム管理要求] を選択します。
2 サーバーを選択し、システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF) を開きます。
3 [管理者承認保留中] ビューを開きます。
4 ユーザーの名前変更の承認、拒否、または無視によって生成された要求を承認するか拒否するかによって、次のいずれかのビューが開きます。
ユーザー名の変更の設計要素への影響ユーザーの名前を変更すると、ユーザーは Domino ディレクトリ、ユーザー文書、アクセス制御リスト、カレンダーエントリ、[空き時間情報] データベース、読者フィールドと作成者フィールド、メールファイルのプロフィール、設計要素で名前が変更されます。ユーザーは、古い (元の) 名前が含まれるあらゆる設計要素で名前が変更されます。ユーザーの設計要素の再署名も行われます。設計要素の署名要件は、設計要素が個人か共有かによって異なります。 個人設計要素名前が変更されたユーザーは個人設計要素の最後の署名者である必要があるため、IBM(R) Lotus Notes(R) Client は個人設計要素の更新を行います。たとえば、メールファイルに個人フォルダが含まれている場合、個人フォルダの作成者の署名は名前の変更中に更新されます。次に、名前が変更されたユーザーは、個人フォルダを開くためにサーバーで認証される必要があります。名前が変更されたユーザー以外のユーザーが個人フォルダを開こうとすると、認証されないため、フォルダを開くことはできません。 共有フォルダ更新を実行するサーバーによって、更新中に共有設計要素が署名されます。共有フォルダの作成者名は、ユーザーの名前の変更中に更新されません。名前が変更されたユーザーがデータベースにアクセスした最後のユーザーであることは、重要ではないためです。共有フォルダにはすべてのユーザーが署名できます。たとえば、サーバーが所有者の代わりに共有フォルダに署名できます。共有設計要素を更新する必要がある場合、サーバーが更新を実行します。したがって、サーバーがデータベースへの署名も行います。 関連項目