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リモート LDAP ディレクトリのディレクトリアシスタント文書でエイリアスを非参照に設定する
LDAP ディレクトリにあるエイリアスエントリは、別のエントリをポイントします。エイリアスエントリがポイントするエントリを検索することを、エイリアスの非参照と呼びます。エイリアスの非参照を行うと、LDAP ディレクトリによっては検索のパフォーマンスが低下する場合があります。LDAP ディレクトリのディレクトリアシスタント文書にある [検索でエイリアスを無効にする] フィールドで、次のいずれかのオプションを選択し、リモート LDAP ディレクトリの検索で別名を非参照する範囲を指定します。
オプション説明
[なし]エイリアスエントリを非参照しません。非参照が必要なエイリアスエントリが LDAP ディレクトリにない場合は、検索パフォーマンスを上げるためにこのオプションを選択します。
下位のエントリのみ指定された検索基準の下位にあるエイリアスエントリを非参照します。ただし、エイリアス検索基準のエントリは非参照しません。
検索ベースのエントリのみ指定された検索基準についてエイリアスエントリを非参照します。検索基準の下位にあるエイリアスエントリは非参照しません。
常時常にエイリアスを非参照します。このオプションはデフォルトで選択されています。

エイリアスの非参照の例
以下のエントリを持つ LDAP ディレクトリがあるとします。

o=Acme1

o=Acme2 (o=Acme1 をポイントする別名エントリ)

cn=John Doe, o=Acme1

cn=John Doe, o=Acme2 (cn=John Doe, o=Acme1 をポイントする別名エントリ)

次の表は、[検索でエイリアスを無効にする] の各オプションについて、o=Acme 2 のサブツリー (o=Acme2 とその下位エントリ) 検索で返されるエントリを示します。
オプション返されるエントリ
[なし]o=Acme2

cn=John Doe, o=Acme2

下位のエントリのみo=Acme2

cn=John Doe, o=Acme1

検索ベースのエントリのみo=Acme1

cn=John Doe, o=Acme2

常時o=Acme1

cn=John Doe, o=Acme1

関連項目