トラブルシューティング
ルートトレースユーティリティを使用する TRACERT コマンドを使用して、接続元と接続先のシステム間のネットワーク経路を確認します。このコマンドを実行すると、ホストコンピュータから別のコンピュータへのネットワーク経由の経路が特定され、その経路上にあるルーターが順番に、受信側インターフェースの IP アドレスとともに一覧表示されます。
メモ 専用のルートトレースユーティリティが提供されていないプラットフォームもあり、通常ファイアウォールが IP の ICMP サブプロトコルをブロックします。使用しているプラットフォームに同じ目的のユーティリティがあるかどうかは、ネットワーク管理者に問い合わせてください。
TRACERT を実行するには、DOS プロンプトで次のように入力します。
TRACERT コマンドの実行結果は次のようになります。
Tracing route to santa.north.com [118.111.90.204]
1 10 ms 10 ms 10 ms elves.north.com [118.111.200.211]
2 <10 ms 10 ms <10 ms rdeer.north.com [118.111.29.2]
3 <10 ms 10 ms 10 ms santa.north.com [118.111.90.204]
Trace complete.
最大転送単位 (MTU) を調べる エンドノードのシステムと、ネットワーク上にあるルーターのポートには、TCP/IP パケットのサイズを制御する機
能があります。各 NIC (ポート) の MTU には異なる値を設定でき、各トポロジーのデフォルト値はそれぞれ異なります。ネットワーク管理者は、ネットワークの要件に合わせてこの設定を増減できます。MTU によるトラフィック制限は TCP/IP レベルで処理されるため、IBM(R) Lotus Notes(R) Client や IBM(R) Lotus Domino(R) Server からは制御できません。
次の条件のどれかを満たす場合、MTU の問題の可能性があります。ネットワーク管理者に連絡してください。