トラブルシューティング


TCP/IP ネットワーク経路を調べる
名前解決を調べても問題が解決されなかったときは、各ネットワーク経路を調べます。収集した情報は必ず記録してください。

ルートトレースユーティリティを使用する
TRACERT コマンドを使用して、接続元と接続先のシステム間のネットワーク経路を確認します。このコマンドを実行すると、ホストコンピュータから別のコンピュータへのネットワーク経由の経路が特定され、その経路上にあるルーターが順番に、受信側インターフェースの IP アドレスとともに一覧表示されます。

メモ 専用のルートトレースユーティリティが提供されていないプラットフォームもあり、通常ファイアウォールが IP の ICMP サブプロトコルをブロックします。使用しているプラットフォームに同じ目的のユーティリティがあるかどうかは、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

TRACERT を実行するには、DOS プロンプトで次のように入力します。


この例の -d はアドレスをホスト名に変換しないための指定です。

TRACERT コマンドの実行結果は次のようになります。


上の例では、最後の 1 つは接続先のサーバーそのものからの応答なので、クライアントとサーバーの間に 2 つの IP ルーターがあることになります。

最大転送単位 (MTU) を調べる
エンドノードのシステムと、ネットワーク上にあるルーターのポートには、TCP/IP パケットのサイズを制御する機

能があります。各 NIC (ポート) の MTU には異なる値を設定でき、各トポロジーのデフォルト値はそれぞれ異なります。ネットワーク管理者は、ネットワークの要件に合わせてこの設定を増減できます。MTU によるトラフィック制限は TCP/IP レベルで処理されるため、IBM(R) Lotus Notes(R) Client や IBM(R) Lotus Domino(R) Server からは制御できません。

次の条件のどれかを満たす場合、MTU の問題の可能性があります。ネットワーク管理者に連絡してください。

関連項目