ディレクトリサービス


ディレクトリカタログ設定の概要
ディレクトリカタログを設定するには、まず [ディレクトリカタログ] データベースを作成します。PUBNAMES.NTF テンプレートを使用して拡張ディレクトリカタログを作成し、DIRCAT5.NTF テンプレートを使用して要約ディレクトリカタログ (CDC) を作成します。この [ディレクトリカタログ] データベースに設定文書を作成し、集約するデータを持つ IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリをその文書で指定します。このディレクトリはソース Domino ディレクトリと呼ばれます。設定文書では、ソース Domino ディレクトリから集約する情報やその他のオプションも指定します。

Dircat タスクでソース Domino ディレクトリの複数の文書を要約ディレクトリカタログの 1 つの文書にまとめる場合に、文書内の順序はビューのデフォルトのソート順に一致する必要があります。CDC のビューのソート順は、[ファイル] - [アプリケーション] - [プロパティ] - [設計] で[デフォルトのソート方法]に設定します。

設定文書を作成した後、Directory Cataloger のタスク (Dircat タスク) を実行してディレクトリカタログを構築します。Dircat タスクを実行するサーバーを Dircat サーバーといいます。普通は、ディレクトリカタログの集約専用の Dircat サーバーを 1 台設定します。Dircat タスクは、Domino ディレクトリにあって設定文書で指定された情報を複製し、そのエントリをディレクトリカタログに集約します。ディレクトリカタログの構築後も定期的に Dircat タスクを実行して、ディレクトリカタログの情報がソース Domino ディレクトリにある最新情報と一致するようにします。Dircat タスクでは、複数のディレクトリカタログを構築および維持できます。

Dircat タスクでディレクトリカタログを構築した後、そのディレクトリカタログを使用するクライアントやサーバーを設定します。デスクトップポリシー設定文書を使用すると、クライアントでの要約ディレクトリカタログの設定を自動化できます。この処理では、ディレクトリカタログがクライアントに複製され、メールの [ユーザープリファレンス] ダイアログボックスの [個人アドレス帳] フィールドにディレクトリカタログのファイル名が追加されます。

拡張ディレクトリカタログを使用するようにサーバーを設定するには、まず [ディレクトリアシスタント] データベースを使用するようにサーバーを設定します。次に、拡張ディレクトリカタログの [ディレクトリアシスタント] データベースにディレクトリアシスタント文書を作成します。要約ディレクトリカタログを使用するようにサーバーを設定するには、そのサーバーのサーバー文書か、Domino ディレクトリプロフィールで要約ディレクトリカタログのファイル名を指定します。

関連項目