ユーザーとサーバーの設定
ログインスクリプトは、受信側サーバーにアクセスするために必要な情報を提供するもので、一部のダイレクトダイヤルアップ接続で必要です。サーバーはモデムコマンドファイルを実行した後にログインスクリプトのコマンドを実行します。
テキストエディタを使用して、既存の取得スクリプトまたはログインスクリプトを編集することも、新しいスクリプトを最初から作成することもできます。スクリプトを編集または作成するときは、適切なスクリプトコマンド、キーワード、コメントを使用します。キーワードは、スクリプトファイルを識別し、分類します。スクリプトコマンドは、順番に実行されます。使用するキーワードは、スクリプトが設定するデバイスに依存します。
スクリプトを変更するときは必ず SCR の拡張子を付けてファイルを保存します。また、そのスクリプトを使用する各クライアントの Notes Data/Modems サブディレクトリと各サーバーの Domino Data/Modems サブデータディレクトリにもそれをコピーします。
スクリプトファイルを作成する際の一般的な規則 1 分岐ラベル行は、コロンで開始します。最大分岐ラベル長は 8 文字です。8 文字を超えて指定しても、スクリプトには最初の 8 文字だけが使用されます。 2 コメント行は、セミコロンで開始します。
3 行の最大長は 80 文字を超えないようにしてください。
4 文字列に制御文字の 0 から 20H を埋め込みます。たとえば、CTRL+M の場合は ^M を使用します。リテラル脱字記号の場合は、二重脱字記号を使用します。たとえば、CARET+M の場合は ^^M を使用します。
5 ログインスクリプトには最大 4 つの引数 ^1、^2、^3、^4 を指定します。次に、クライアントやサーバーで呼び出すときに、これらの引数に値を入力するか、Domino ディレクトリか個人アドレス帳にある接続文書に値を入力して固定します。入力した値は、呼び出すたびにスクリプト内の ^1、^2、^3、^4 と置き換わります。
6 スクリプトファイル処理の最初に、data terminal ready (DTR) 信号を表示します。モデムが自動的にこの信号を表示しない場合は、DTR_HIGH コマンドを使用する必要があります。
スクリプトファイルを編集するスクリプトファイルは SCR の拡張子を持つ ASCII テキストファイルで、Lotus Domino データディレクトリの Modems サブディレクトリに格納されます。ログインスクリプトと取得スクリプトはテキストエディタで開いて編集できます。さらに、サーバーの通信ポートの設定プロセス中に [ポートの設定] ダイアログボックスから、編集の対象となる取得スクリプトを開くこともできます。 [ポートの設定] ダイアログボックスから取得スクリプトを編集する方法について詳しくは、「通信ポートを設定する」を参照してください。
スクリプトキーワードスクリプトファイルを作成するときは、次のキーワードを使用します。 DESCスクリプトファイルの使用目的が 1 行で説明されています。スクリプトを選択するためのダイアログボックスには、このキーワードに関連付けられているテキストが表示されます。スクリプトファイルには常に DESC 行を含めて、ユーザーにスクリプトに関する情報を提供するようにしてください。たとえば、通信ポートの設定中に [スクリプト取得] ダイアログボックスを開くと、次のテキストがデフォルトの取得スクリプト (COMSERV.SCR) に対して表示されます。
TYPEスクリプトが取得スクリプトと接続スクリプトのどちらであるかを示します。次に例を示します。
ARG2 2. None entered:
ARG3 3. None entered:
ARG4 4. None entered:
関連項目