パフォーマンス


圧縮オプション
次の表は Compact サーバータスクで使えるオプションについての説明です。1 列目は、Lotus Domino Administrator の [タスク] - [開始] ツールや [ファイル] タブを使って圧縮を実行したときに表示されるオプションです。2 列目は、コンソールコマンドやプログラム文書で実行するときに使う、同等のコマンドラインオプションです。

圧縮の [基本] タブ
オプション同等のコマンドラインオプション説明
このデータベース、またはフォルダのみを圧縮

([ファイル] タブを使って圧縮するデータベースを指定するには、ファイルペインでデータベースを選択します。)

database path

オプションが必要な場合は、データベースパスの後に指定します。

Lotus Domino のデータフォルダにあるデータベースを圧縮するには、たとえば SALES.NSF のようにファイル名のみを入力します。データフォルダ内のフォルダにあるデータベースを圧縮するには、データベースのパスをデータフォルダに対する相対パスで指定します。たとえば、フォルダ DATA\SALES にあるデータベースをすべて圧縮するには、SALES と指定します。

[すべてのデータベースを圧縮] を選択した場合やコマンドラインでデータベースパスを指定しなかった場合は、データフォルダにあるデータベースとデータフォルダ内のフォルダにあるデータベースがすべて圧縮されます。


database path について詳しくは、「コンソールコマンドで圧縮を実行する」を参照してください。

圧縮の [オプション] タブ
オプション同等のコマンドラインオプション説明
次の条件のときデータベースを圧縮する-S percent未使用率が指定値以上のデータベースをすべて圧縮します。たとえば、10 を指定すると、使用済み空き領域が 10% 以上と記録されているデータベースが圧縮されます。使用済み空き領域の計算値は、未使用ディスク容量を正確に表す値ではないので注意してください。
ビューの索引を廃棄する-D構築されているビューの索引を破棄します。このオプションは、たとえばバックアップする直前にデータベースを圧縮するような場合に使います。コピー圧縮が実行されます。
R4.x のデータベース形式で圧縮する-Rデータベースがあるサーバーの現リリースのファイル形式に変換しないでデータベースを圧縮します。また、現リリースのファ

イル形式のデータベースを旧リリースのファイル形式に戻します。たとえば Lotus Domino 6 以降のサーバーで、Lotus Domino R5 のデータベースを Lotus Domino 6 のファイル形式に変換しないで圧縮し、R6 のデータベースを Lotus Domino R5 のファイル形式に戻します。コピー圧縮が実行されます。


圧縮の [圧縮方式] タブ
オプション同等のコマンドラインオプション説明
オンライン圧縮 (推奨)-bオンライン圧縮を使って、ファイルを圧縮しないで使用済み空き領域の解放のみを行います。ただし、データベースの構造変更が保留になっている場合は、コピー圧縮が実行されます。この方法での圧縮を推奨します。
ファイルサイズを縮小しながらオンライン圧縮-Bオンライン圧縮を使って、使用済み空き領域を解放し、ファイルを圧縮します。ただし、データベースの構造変更が保留になっている場合は、コピー圧縮方式を使います。トランザクションを使う場合は、圧縮終了後にデータベースの完全なバックアップを取ってください。
コピー圧縮方式-cコピー圧縮を使用します。このオプションは、データベースの破損問題の解決などに使います。
コピー圧縮方式:圧縮中にアクセスを許可する-L圧縮中にユーザーがデータベースにアクセスできるようにします。圧縮中にユーザーがデータベースを編集すると、圧縮がキャンセルされます。このオプションは、コピー圧縮方式を実行する場合だけに使います。
コピー圧縮方式:エラーを無視して続行-i文書の破損などのエラーが発生しても、圧縮を続行します。コピー圧縮を実行する場合だけに使います。

圧縮の [カスタム] タブ圧縮の詳細なオプションは、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator の [ファイル] タブの圧縮ツールでは使用できません。
オプション*同等のコマンドラインオプション説明
文書テーブルマップの最適化:オフ-fデータベースプロパティの [文書テーブルマップの最適化] をオフにします。コピー圧縮が実行されます。
文書テーブルマップの最適化:オン-Fデータベースプロパティの [文書テーブルマップの最適化] をオンにします。コピー圧縮が実行されます。
文書の階層情報を使用しない:オフ-hデータベースプロパティの [文章の階層情報を使用しない] をオフにします。つまり、専用応答階層をサポートします。コピー圧縮が実行されます。
文書の階層情報を使用しない:オン-Hデータベースプロパティの [文章の階層情報を使用しない] をオンにします。つまり、専用応答階層をサポートしません。コピー圧縮が実行されます。
トランザクションログを有効:オフ-tトランザクションログを無効にします。
トランザクションログを有効:オン-Tトランザクションログを有効にします。データベースが開いているか閉じている場合は、Compact - T を使用します。閉じているデータベースで Compact - T を使用すると、ログが有効になりますが、データベースが開くまで Compact は記録されません。したがって、データベースを再び開くまで、ログは使用できません。
未読マークを使用しない:オフ-uデータベースプロパティの [未読マークを使用しない] をオフにします。つまり、未読マークを使用します。
未読マークを使用しない:オン-Uデータベースプロパティの [未読マークを使用しない] をオンにします。つまり、未読マークを使用しません。
* プロパティのオン、オフを切り替えるには、[カスタムプロパティの設定] を選択します。

圧縮の [アーカイブ] タブ文書をアーカイブするツールを使ってデータベースの文書のアーカイブと削除を行うとき、Compact の次のオプションを使って文書をアーカイブできます。ただし、データベースがサーバーにあり、アーカイブの詳細オプション [サーバー上で自動的に] を選択してある場合に限ります。
サーバーのアーカイブオプションについて詳しくは、『IBM(R) Lotus Notes(R) ヘルプ』の「ローカルまたはサーバーにアーカイブする」を参照してください (『IBM(R) Lotus Notes(R) ヘルプ』をインストール済みの場合)。『IBM(R) Lotus Notes(R) ヘルプ』がインストールされていない場合は、www.lotus.com/ldd/doc にアクセスして、『IBM(R) Lotus Notes(R) ヘルプ』をダウンロードするか、表示します。
オプション*同等のコマンドラインオプション説明
アーカイブのみ*-Aデータベースの文書のアーカイブと削除を行います。データベースは圧縮されません。
アーカイブと圧縮-aデータベースの文書のアーカイブと削除を行い、データベースの圧縮も実行されます。
削除後にアーカイブ-Jデータベースの文書の削除を行い、データベースの圧縮も実行されます。
*Lotus Domino Administrator の [ファイル] タブの圧縮ツールでは、[データベースのアーカイブ] のオプションだけが使用できます。このオプションを指定すると、アーカイブの後で圧縮が実行されます。

関連項目