LOTUSSCRIPT /COM/OLE のクラス


DocumentContext プロパティ

読み込み専用。エージェントが実行されたときにメモリ内にある文書です。

メモ このプロパティは COM に実装されていません。

定義位置
NotesSession

データ型
NotesDocument 型

構文
取得方法:Set notesDocument = notesSession.DocumentContext

使い方
Notes Client のユーザーインターフェースからビューでアクティブになったエージェントについては、メモリ内文書とはビューで選択されている文書になります。

OpenAgent URL コマンドを使ってブラウザから実行されたエージェントについては、メモリ内文書とは、Domino でサポートされる CGI (共通ゲートウェイインターフェース) 変数用のアイテムを含む文書になります。各アイテムには名前があり、サポートされる CGI 変数の現在の値があります。(デザインの変更をする必要はありません。CGI 変数は自動的に有効になります。)

@Command([RunAgent]) か @Command([ToolsRunMacro]) を使用してブラウザから実行されたエージェントについては、メモリ内文書は現在の文書になります。WebQueryOpen の場合、この文書は Domino によって HTML に変換されブラウザに送信される前の文書になります。WebQuerySave の場合、この文書は Domino に保存される前の文書になります。文書が使用しているフォームに、Domino でサポートされる CGI 変数と同じ名前のフィールドが含まれていた場合は、メモリ内文書にはその変数の値も含まれます。(CGI 変数は、非表示フィールドのように、フォームで明示的に設計しなければなりません。)

Domino でサポートされる CGI 変数については、『アプリケーション開発者ガイド』の「CGI 変数名の一覧」を参照してください。

C または C++ API を通じて、外部プログラムはメモリ内に文書を作成できます。続いてエージェントを実行します。エージェントは、メモリ内の文書のアクセスに、このプロパティを使用できます。

Save メソッド は、DocumentContext が返した NotesDocument オブジェクトによって示される文書を即座に更新します。Notes Client の指定した文書に処理を行っているエージェントに対しては、更新内容が失わなれないように終了前に保存を行う必要があります。ブラウザで呼び出されたエージェントの場合、エージェントが終了するとすべての更新内容は反映されます。終了前に保存したくないときでも処理されます。

DocumentContext で返された NotesDocument ブジェクトに対し、暗号または削除のメソッドを使用できません。また、DocumentContext で返された NotesDocument オブジェクトを含む NotesDatabase ベースオブジェクトに対し、圧縮のメソッドを使用できません。

クロスリファレンス
Java AgentContext クラスの DocumentContext プロパティ