式言語


現在のデータベースとビューにアクセスする

ツールボタン式を除き、式が実行されているデータベースにすぐにアクセスできます。ツールバーボタンはデータベースのコンテキストを持ちません。ビューにコンテキストがある場合は、式が実行されているビューにすぐにアクセスできます。文書のコンテキストでは、文書が開かれたビューにすぐにアクセスできます。

データベースとビューの属性
次の表に、データベースとビューの属性を返す @関数を示します。
関数説明
@DbManager現在のデータベースの [管理者] のアクセス権を持つユーザー、グループ、サーバーを返します。リストを返します。
@DbName現在の Domino Server とデータベースの名前を返します。2 要素のリストを返します。
@DbTitle現在のデータベース名を返します。
@ReplicaID現在のデータベースのレプリカ ID を返します。
@ServerName現在のデータベースが格納されているサーバーの名前を返します。
@ViewTitle現在のビューのタイトルを返します。
ウィンドウタイトル式と列式の @関数
いくつかの @関数は、ビューの返答の階層やその他の情報を提供します。ビュー内では、主要文書は 1、2、3 の順に番号が付けられます。返答文書と返答への返答文書の各セットには、それぞれ 1 から始まる 2 番目と 3 番目のレベルの番号が付けられます。デフォルトでは、返答文書の番号は小数点付きで示されます。たとえば、3 番目の文書に対する 2 番目の返答は、ビューでは文書番号 3.2 になります。そして、この 2 番目の返答に対する最初の返答は文書番号 3.2.1 です。

次の @関数は、ウィンドウタイトル式と列式だけで機能します。説明の欄に示すように、どちらか一方にしか使わないこともあります。いずれの場合も戻り値は文字列です。

さらに高度な列式について詳しくは、「列の [詳細] オプション」を参照してください。
関数説明
@DocChildren現在の文書のすぐ下の子文書の数を返します。
@DocChildren(def)上記と同じですが、def を返します。def で番号を表すには % を使います。
@DocChildren(zero; def)上記と同じですが、子文書がない場合は zero を返します。
@DocChildren(one, zero; def)上記と同じですが、子文書が 1 つしかない場合は one を返します。
@DocDescendants現在の文書の子文書や孫文書を含め、下位文書の数を返します。
@DocDescendants(def)上記と同じですが、def を返します。def で番号を表すには % を使います。
@DocDescendants(zero; def)上記と同じですが、下位文書がない場合は zero を返します。
@DocDescendants(one, zero; def)上記と同じですが、下位文書が 1 つしかない場合は one を返します。
@DocLevel現在のビュー内の現在の文書のレベルを返します。
@DocNumber現在のビュー内の現在の文書の番号またはカテゴリの番号を返します。
@DocNumber(sep)上記と同じですが、番号の構成要素をピリオドではなく sep で指定された分離記号で区切ります。
@DocNumber("")上記と同じですが、番号の右端の構成要素だけを返します。
@DocParentNumber現在のビュー内の現在の文書やカテゴリの親の番号を返します。
@DocParentNumber(sep)上記と同じですが、番号の構成要素をピリオドではなく sep で指定された分離記号で区切ります。
@DocParentNumber("")上記と同じですが、番号の右端の構成要素だけを返します。
@DocSiblings現在の文書も含め、この文書と同レベルの文書の数を返します。
@IsCategory現在の行の現在のフィールドの右側のフィールドがカテゴリなら、アスタリスクを返します。
@IsCategory(True)上記と同じですが、アスタリスクの代わりに True を返します。
@IsCategory(True; False)上記と同じですが、フィールドがカテゴリではない場合は False を返します。
@IsExpandable現在の行が展開可能な場合はプラス記号を返します。
@IsExpandable(True)上記と同じですが、プラス記号の代わりに True を返します。
@IsExpandable(True; False)上記と同じですが、行が展開不可能な場合は False を返します。
@Responses現在のビューにある、現在の文書への返答文書の数を返します。ウィンドウタイトル式でだけ使います。

関連項目