文書を暗号化します。

定義が行われるクラス
Document

構文
public void encrypt()
throws NotesException

使用法
暗号化された文書は、save を呼び出すまで保存されません。isEncrypted が true のアイテムだけが暗号化されます。IsEncrypted が false のアイテムは、ユーザーに適切な暗号キーがなくても表示可能な状態で保持されます。

EncryptionKeys プロパティに 1 つ以上の名前付きキーが設定されている場合、文書の暗号化にはこれらのキーが使われます。これらの暗号化キーのうちいずれか 1 つを持っているユーザーは文書を解読できます。暗号化キーが指定されていない場合、文書はユーザーのパブリックキーを使って暗号化されます。パブリックキーを使って暗号化された場合、この文書を解読できるのは、文書を暗号化したユーザーだけです。

プログラムがサーバー上で実行されている場合は、そのプログラムに Encrypt を使う権限が必要です。

メールの暗号化は上記の操作とは異なるため、暗号化した文書のメール送信にはこのメソッドを使わないでください。このメソッドではなく、EncryptOnSend プロパティを true に設定し、send メソッドを使います。

getDocumentContext で返される Document オブジェクトには encrypt メソッドを使用できません。

クロスリファレンス
LotusScript NotesDocument クラスの Encrypt メソッド

例
関連項目

Java クラス内で文書を作成する