指定されたフォームを使って、現在の文書 (開かれている文書やビューで選択された文書) または指定された文書をダイアログボックスに表示します。ダイアログボックスは、基になる文書のフィールドを共有します。ユーザーはダイアログボックスを通常どおりに使い、[OK] または [キャンセル] をクリックして終了します。

この関数は任意のフォームで使えますが、フォームが単一のレイアウト領域またはテーブルを含むときは、ユーザーはダイアログボックスのように扱うことができるので特に便利です。

定義位置
NotesUIWorkspace

構文
flag = notesUIWorkspace.DialogBox( form$ , [autoHorzFit] , [autoVertFit] , [noCancel] , [noNewFields] , [noFieldUpdate] , [readOnly] , [title$] , [notesDocument] , [sizeToTable] , [noOkCancel] , [okCancelAtBottom] )

パラメータ
form$

String 型。フォームの名前です。

Boolean 型。省略可能。フォームの最初のレイアウト領域またはテーブルに合うよう水平方向にダイアログボックスを伸縮させるには True を指定します。指定しない場合、ダイアログボックスは水平方向に伸縮されません。

Boolean 型。省略可能。フォームの最初のレイアウト領域またはテーブルに合うよう垂直方向にダイアログボックスを伸縮させるには True を指定します。指定しない場合、ダイアログボックスは垂直方向に伸縮されません。

Boolean 型。省略可能。[キャンセル] ボタンを表示しないようにするには True を指定します。指定しない場合、ダイアログボックスに [キャンセル] ボタンが表示されます。

Boolean 型。省略可能。フィールド (ダイアログボックスフォームにはあるが基になるフォームにはないフィールド) を基の文書に追加したくないときには True を指定します。指定しない場合、ダイアログボックスのフィールドがすべて基の文書に渡されます。

Boolean 型。省略可能。基になる文書にダイアログボックスから一切の編集内容を渡したくないときには True を指定します (たとえば、ダイアログボックスフォームの Queryclose スクリプトの編集内容をほかへ渡す場合など)。指定しない場合、編集内容が基の文書に渡されます。

Boolean 型。省略可能。ダイアログボックスへの書き込みを禁止したいときには True を指定します (たとえば、ダイアログボックスをヘルプ画面の表示に使っている場合など)。指定しない場合、ダイアログボックスは読み書き可能になります。このオプションによって noCancel は True になります。

String 型。省略可能。ダイアログボックスのタイトルです。デフォルトは「Lotus Notes」です。

NotesDocument 型。省略可能。現在の文書の代わりに開かれる文書です。

メモ このパラメータは R5 で新しく追加されました。

Boolean 型。省略可能。フォームの最初のテーブルに autoHorzFit および autoVertFit を適用させるには True を指定します。指定しない場合、フォームの最初のレイアウト領域に適用されます。

メモ このパラメータは R5 で新しく追加されました。

Boolean 型。省略可能。[OK] ボタンを表示しないようにするときには True を指定します。指定しない場合、ダイアログボックスに [OK] ボタンが表示されます。このパラメータを指定すると、ダイアログボックスの変更内容が現在の文書に反映されません。変更内容を現在の文書に反映させ、[OK] ボタンを表示しないようにするには、RefreshParentNote メソッドを使います。

メモ このパラメータは R6 で新しく追加されました。

Boolean 型。省略可能。ダイアログボックスの右下に [OK] および [キャンセル] ボタンを並べて表示するには True を指定します。False を指定するかこのパラメータを省略すると、ボタンは右上に重ねて表示されます。

Boolean 型。ダイアログボックスで [OK] をクリックすると True を返します。[キャンセル] をクリックすると False を返します。

• autoHorzFit および autoVertFit の両方を使います。
• [レイアウト] プロパティボックスで、[境界線の表示] の選択を解除して [3D スタイル] を選択します。

フィールド値を共用する
このメソッドは異なるフォームを使って現在の文書や指定の文書を表示します。これは、次のことを意味します。

• form が文書のフィールドと同じ名前のフィールドを持つときは、文書のフィールド値がダイアログボックスに表示されます。
• ユーザーがダイアログボックスでフィールドの値を変更して [OK] をクリックすると、その変更は文書内の同じフィールドに反映されます。
• ユーザーがフィールドの値をダイアログボックスに入力するときに、その名前のフィールドが文書に含まれていない場合、フォームに表示されなくても noNewFields が True でなければその値は文書に追加されます。

クロスリファレンス
式言語の @DialogBox 関数

例
関連項目

LotusScript のクラスで現在の文書にアクセスする