LOTUS CONNECTOR


ODBC で LS:DO を設定する
必要なソフトウェアをすべてインストールしたら、ODBC を設定し、これをサポートするよう Notes を設定できます。

ODBC ドライバをインストールする
必要な ODBC ドライバはデータベースソフトウェアとともに入手できます。さらに、他の製品やプラットフォームでも、共通に使用される ODBC ドライバが頻繁に提供されています。Lotus の Web サイトからは、Intersolv データベース用の ODBC ドライバをダウンロードできます。

AIX ドライバマネージャ
AIX 上で実行される Domino Server で LS:DO を使用する場合は、プログラムを実行する前にドライバマネージャを使用可能にする必要があります。Intersolv Driver Pack for AIX (バージョン 3.02) には、ドライバマネージャのアーカイブ版 libodbc.a が含まれていますが、LS:DO にはドライバマネージャの実行可能版または共有オブジェクト版が必要です。実行可能版または共有オブジェクト版のドライバマネージャを使用していることを確認するには、次の手順を実行してください。

1 DOS コマンドウィンドウで、次のコマンドを入力します。


2 ファイルがアーカイブ版の場合は、次のコマンドを入力して実行可能版または共有オブジェクト版 (odbc.so) を入手します。
3 新しい名前を使ってアーカイブ版を保存します。たとえば、次のコマンドを入力します。
4 ドライバマネージャファイルが実行可能版または共有オブジェクト版になるように、次のコマンドを入力して、抽出されたファイルの名前を変更します。
データソースを登録する
アクセスする各種の外部データベースに対して、どの ODBC ドライバを使ってアクセスするかを指定する必要があります。データソースの登録について詳しくは、プラットフォームの ODBC ドライバマネージャに付属のマニュアルを参照してください。

Domino をマルチスレッド用に設定する
デフォルトでは、Domino はスクリプトのコピーを一度に 1 つしか実行せず、それ以上の要求はキューに入れられます。一度に複数のユーザーがスクリプトを実行できるようにする (マルチスレッドと呼ばれる) 場合は、後述の names.nsf ステートメントを使う必要があります。

DominoAsynchronizeAgents ステートメント
マルチスレッドを使用可能にするには、Domino Server の names.nsf に次の行を追加します。


このステートメントを省略すると、値はデフォルトで 0 になりマルチスレッドは無効になります。

ODBCThreadSafeDrivers ステートメント
ODBC ドライバマネージャおよびドライバは、マルチスレッドのアプリケーションで複数のスレッドが同時に実行されても安全 (スレッドセーフ) である必要があります。特に ODBC パッケージが ODBC 3.0 標準に達していない場合は、ODBC の提供元に問い合わせてドライバがスレッドセーフであることを確認してください。

使用している ODBC ドライバがすべてスレッドセーフである場合、次のステートメントを Domino Server の notes.ini に追加します。


使用している ODBC ドライバがどれもスレッドセーフでない場合、次のステートメントを Domino Server の notes.ini に追加します。
スレッドセーフなドライバとそうでないドライバの組み合わせの場合、次の 2 つのステートメントを使って、スレッドセーフなドライバとそうでないドライバを識別することで、マルチスレッド環境を設定できます。
LS:DO はこれらのステートメントに基づき、各ドライバに適切なスレッドのタイプを使用します。ドライバがスレッドセーフかそうでないかを指定しないと、LS:DO はスレッドセーフでないとみなします。

また、ODBCConnection で ThreadSafeDriver プロパティを使って接続する時にスレッドセーフ状態に設定することもできます。

必要に応じて追加のソフトウェアをインストールする
プラットフォームによっては、ODBC を使用するために追加のソフトウェアが必要な場合があります。お使いのプラットフォームのマニュアルを参照して、必要なソフトウェアがすべてインストールされていることを確認してください。