また、ワークフローの処理、情報更新、計算処理、プログラムの実行、およびエラーチェックを自動的に行うことができます。Domino のアプリケーションでは、データベース、ページ、フレームセット、ビュー、フォーム、文書など、ほとんどの設計要素に自動設計要素を追加することができます。自動設計要素には、次の種類があります。

• アクション

  フォームやビューでアクションを使うと、ユーザー起動型のタスクを設定できます。アクションは、[アクション] メニューの中で使用できるようにすることができます。また、アクションバーのボタンにして使うこともできます。特に Web ブラウザのユーザーに対しては、アクションによって Notes のメニュー項目と同様の機能を提供できます。これにより、Web ユーザーが Domino データベースにアクセスして、Notes のタスクを実行できます。

• ホットスポット

  ホットスポットをフォームや文書に配置すると、ユーザー起動型のタスクを設定できます。ホットスポットは、別の Web サイト、データベース、またはデータベース中の要素に対するリンクとして使用できます。また、ボタン、ポップアップ、またはアクションとしても使用できます。

• エージェント

  エージェントを使うと、Domino アプリケーションのどの部分にでも、ユーザー起動型のタスク、またはバックグラウンドタスクを設定できます。エージェントには、文書をフォルダに移動するといった単純なものから、Java プログラムを使って複数の自動タスクを予定された頻度で実行するといった複雑なものまであります。エージェントはデータベースとともに保存されますが、エージェントを使うことにより、ビュー、文書、フィールド、およびデータベースの自動タスクを実行できます。

• イベント起動型プログラム

  設計要素が使われるときに発生するイベントに、自動タスクを関連付けます。たとえば、ユーザーが文書を保存した後に入力項目を照合するように、エラーチェックの自動タスクを設定できます。

• シンプルアクション

  プログラミング言語の知識がなくても、設計要素に自動化を追加できます。リストから 1 つ以上のシンプルアクションを選択します。シンプルアクションはカスタマイズできません。また、Web アプリケーションでは使用できません。

• 式

  記述できるのは、単独で実行される＠関数式、またはシンプルアクションで実行される＠関数式です。LotusScript(R) は＠関数式に結合できません。LotusScript の Evaluate 関数を使用すると、一部の＠関数を LotusScript で使用できます。

• LotusScript

  LotusScript は、スクリプト作成の要素がすべて揃った言語で、アプリケーションのほとんどすべてのタスクをサポートできます。

• JavaScript

  たとえば、ボタンの onClick やフォームの onLoad のイベントで起動された JavaScript を使用すると、ユーザーとのやり取りを効率的に行い、フォームやフィールドの妥当性検査やダイアログボックスのシミュレーションといったタスクを実行することができます。Notes Client と Web の両方で動作するコードを入力するには、共通の JavaScript を使用します。

• Java

  Java プログラムを記述したり、Java ファイルをエージェントに呼び出したりできます。

関連項目

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