共通の Domino Designer テンプレートのリストについては、「Domino Designer のテンプレート」を参照してください。

テンプレートをカスタマイズする
デフォルトでは、Domino Designer に付属しているテンプレートがマスターテンプレートとなります。これは、マスターテンプレートに対して加えた変更が、そのテンプレートから作成されたすべてのデータベースに反映されることを意味します。マスターテンプレートからの設計変更の継承は、エンドユーザーまたは Domino Server から実行できます。サーバーの場合は毎晩 Domino の Designer タスクを実行する際に自動で行われます。[データベースのプロパティ] インフォボックスの [設計] タブで、[テンプレートから設計を引き継ぐ] の選択を解除すると、この機能を無効にできます。

テンプレートのカスタマイズについて詳しくは、「テンプレートを作成する」を参照してください。

テンプレートから新しいデータベースを作成するには
テンプレートからデータベースを作成した後、そのデータベースを変更する場合があります。[テンプレートから設計を引き継ぐ] を選択している場合、データベースに加えた変更内容は、毎晩の Domino Server の Designer タスクか、データベース設計の更新によって上書きされる可能性があるので注意してください。データベースを設計変更し、その後設計変更が上書きされないようにしたい場合は、[データベースのプロパティ] インフォボックスで [テンプレートから設計を引き継ぐ] の選択を解除するか、個々の設計要素を保護してください。

1 メニューから [ファイル] - [データベース] - [作成] を選択します。[サーバー] フィールドで、次のいずれかの操作を実行します。

• 新しいデータベースをハードディスクに保存するために、[ローカル] を選択したままにしておきます。
• 新しいデータベースをサーバーに保存する場合には、保存先のサーバー名を選択または入力します。サーバーにデータベースを保存しておくと、複数のユーザーがデータベースの設計作業に携わることができます。

メモ タイトルを入力すると、[ファイル名] フィールドに名前が追加されます。追加された名前をデータベースファイル名として受け入れるか、または次のように変更できます。
• ファイル名の長さに制限はありません (オペレーティングシステムの制限によります)。
• ファイル名の最後に拡張子 NSF が必要です。
• 作成しているデータベースをテンプレートとして利用する予定がある場合には、ファイル拡張子を NSF ではなく NTF にします。

• [詳細テンプレートの表示] をクリックします。次に、リストからテンプレートを選択します。
• サーバー上にあるテンプレートを利用する場合は、[テンプレートサーバー] をクリックします。

5 (省略可能) Lotus Notes/Notes Domino R4.x 以前のバージョン向けアプリケーションを開発している場合、または作業中の Notes/Domino のバージョンが R4.x 以前の場合は、[サイズの上限] をクリックします。ギガバイト単位でデータベースサイズの上限を設定します。

6 (省略可能) [詳細] をクリックして、データベースに適用したいオプションを選択します。

詳細オプションの説明については、「データベースの最適化とトラブルシューティング」の章のトピック「データベースのパフォーマンスを最適化するデータベースプロパティを設定する」を参照してください。

8 (省略可能) [ファイル] - [データベース] - [プロパティ] を選択し、[設計] タブをクリックし、[テンプレートから設計を引き継ぐ] の選択を解除します。これで、新しいデータベースがマスターテンプレートの設計変更を継承するのを防止できます。

関連項目

テンプレート
テンプレートを作成する
データベースをテンプレートにリンクする