LOTUSSCRIPT 言語


DataType 関数

式の値のデータ型を返します。

構文
DataType ( expr )

DataType の代わりに VarType を使えます。

構成要素
expr


戻り値
DataType は、expr のデータ型を表す数値を返します。

次の表は、考えられるすべての戻り値を示しています。最初の列は戻り値です。戻り値が Variant 型にのみ適用される場合は、最後の列に「はい」と示されています。

戻り値値の型定数Variant 型のみ
0 <0 を除く>EMPTY 型V_EMPTYはい
1 <0 を除く>NULL 型V_NULLはい
2 <0 を除く>Integer 型V_INTEGER
3 <0 を除く>Long 型V_LONG
4 <0 を除く>Single 型V_SINGLE
5 <0 を除く>Double 型V_DOUBLE
6 <0 を除く>Currency 型V_CURRENCY
7 <0 を除く>Date/Time 型V_DATEはい
8 <0 を除く>String 型V_STRING
9 <0 を除く>OLE オブジェクトまたは NOTHINGV_DISPATCHはい
10 <0 を除く>OLE エラーV_ERRORはい
11 <0 を除く>Boolean 型V_BOOLEAN
12 <0 を除く>Variant 型のリストまたは配列V_VARIANT
13 <0 を除く>IUNKNOWN (OLE 値)V_IUNKNOWNはい
17 <0 を除く>Byte 型V_BYTE
34 <0 を除く>ユーザー定義オブジェクトV_LSOBJ
35 <0 を除く>製品固有のオブジェクトV_PRODOBJ
2,048 <0 を除く>リスト
8,192 <0 を除く>固定長配列
8,704 <0 を除く>動的配列
使用法
上記の表の定数は、lsconst.lss ファイルで定義されています。戻り値を数値ではなく記号定数として参照するときは、%Include 命令を使ってこのファイルをスクリプトにインクルードします。

DataType の引数がリストまたは配列の場合、戻り値はリストや配列を表す値と、その要素のデータ型を表す値の和になります。たとえば、Integer 型の固定長配列が 8194 (8192 + 2) のとき、Variant 型のリストは 2060 (2048 + 12) となります。

戻り値 13 は、OLE 値 IUNKNOWN に対応する未知の値の型を示します。この値が含まれるかどうかを調べるには、IsUnknown 関数を使います。

クロスリファレンス
式言語の @IsNumber 関数

式言語の @IsTime 関数

式言語の @IsText 関数


関連項目