アプリケーションの管理


アクセス制御されたフォームと文書
フォームの一部または全体と、フォームで作成されたすべての文書へのアクセスを制限するには、フォームに対する読み取りアクセス権を作成するか、アクセスリストを作成します。

作成のアクセスリスト
作成のアクセスリストを使用して、文書作成に使用するフォームにアクセスできるユーザーを制限します。また、フォームから文書を作成できるユーザーを限定すると、制限付きのフォームがメニューから削除され、[作成] メニューが短くなります。

読み込みのアクセスリスト
読み込みのアクセスリストを使用して、フォームを使って作成された文書を読み込むことができるユーザーを制限します。たとえば、個人情報を含む文書へのアクセスを制限するために、読み込みのアクセスリストを使用できます。

次のユーザーは、読み込みアクセスの制限が設定された文書を読み込むことができます。


メモ フォームのアクセスリストを使用すると、データベース ACL と連動して機能するセキュリティパラメータを設定することによって、フォーム全体またはフォームの一部に対するアクセスを制限できます。データベースへのアクセス権を持つユーザーだけが、データベース内のフォームにアクセスできます。フォームのセキュリティを、データベースのアクセス制御リストと組み合わせることによって、新たなアクセス制御方法が得られます。ただし、ユーザーがフォームのコピーを作成して制限を解除できるため、アクセス制御されたフォームの使用は、真のセキュリティ機能とはいえません。

制限付き文書を複製する
読み込みのアクセスリストまたは [読者] フィールドに名前を追加すると、リストまたはフィールドで指定されたユーザー、グループ、およびサーバーだけがアクセスできるようになります。このデータベースを複製する必要があるサーバーには、読み込みアクセス権が必要です。そのため、このリストまたはフィールドに設定されていなければなりません。設定されていないと、読み込み制限が設定された文書が複製されません。

アクセス制御されたフォームを作成するには
1 フォームを開きます。

2 [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。

3 [セキュリティ] タブをクリックします。

4 [フォームで文書を作成できるユーザー] セクションの [作成以上すべて] の選択を解除します。

5 指定するユーザー、グループ、サーバー、およびアクセスロールをクリックします。

6 [フォームで作成した文書のデフォルトのアクセス権] セクションの [読者以上すべて] の選択を解除します。

7 指定するユーザー、グループ、サーバー、およびアクセスロールをクリックします。

8 (省略可能) このデータベースに対するアクセス制御リストで、読み込みまたは書き込みのパブリックアクセス権限が設定されたユーザーが、このビューまたはフォルダの文書を利用できるようにするには、[パブリックアクセスユーザーの利用を許可する] チェックボックスをオンにします。

文書の印刷、転送、コピーを禁止するには
あるフォームを使って作成された文書の印刷、転送、またはコピーをユーザーが行わないように設定できます。この機能は、機密情報が誤って配布されるのを防止するのに役立ちます。ただし、ユーザーがスクリーンキャプチャプログラムを使うと、機密情報の取り込みが可能になるので、完全なセキュリティは設定できません。

1 フォームを開きます。

2 [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。

3 [セキュリティ] タブをクリックします。

4 [印刷/転送/クリップボードにコピーを不可能にする] をクリックします。

既存の文書の編集を禁止するには
データベースのアクセス制御リストで [作成者] のアクセス権を指定されたユーザーが、既存文書のフィールドを編集できないように制限できます。この制限は、新規の文書には適用されません。

1 フォームを開きます。

2 フィールドを作成するか、既存のフィールドをクリックします。

3 [フィールドのプロパティ] インフォボックスで、[詳細] タブをクリックします。

4 [セキュリティオプション] の [編集者以上のアクセス権が必要] を選択し、チェックマークをクリックします。