アプリケーションの設計

表形式のテキストファイル用の COL ファイルを記述する
列の区切り文字を指定する
表形式テキストファイルでデータ列を区切るために区切り文字を使用している場合は、各フィールド定義の一部として、UNTIL キーワードで区切り文字を指定してください。

たとえば、ソースデータがコンマで次のように区切られているとします。


ビューには、次のフィールド名があるとします。
この場合は、COL ファイルに次の行を記述します。
レコード (行) の終わりまで区切り文字が 1 つもない場合は、直前のフィールドの終わりを NULL ("") として識別します。

固定幅列の開始位置、終了位置、幅を指定する
表形式テキストファイルに固定幅のデータ列が含まれている場合は、START キーワードと END キーワード、または START キーワードと WIDTH キーワードにより、各フィールドを定義します。

たとえば、ソースデータの LastName フィールドが半角英数字で幅 12 文字で、ビューにも LastName という名前のフィールドがある場合は、次の列定義を COL ファイルに記述する必要があります。


列の先頭位置は常に 01 です。0 ではありません。

COL ファイルに次のような行が記述されている場合は、2 つの命令セットが指定されていることになります。


1 行目では、最初のフィールドである LastName の内容を 1 桁目から半角英数字で 12 文字分の長さ以内で列に挿入することを示します。2 行目では、FirstName フィールドのデータ形式としてテキストを指定し、フィールドの内容を 13 桁目から半角英数字で 8 文字分の長さ以内で列に挿入することを示します。

ヘッダー、フッター、ページ当たりの行数を指定する
HEADER、FOOTER、および LINESPERPAGE の各キーワードを指定すると、呼び出し時にヘッダーおよびフッターが無視されます。呼び出される文書の行数は、次の式で計算されます。


たとえば、COL ファイルに次の行を記述すると、ヘッダー 4 行とフッター 1 行を無視して、ページ当たりの最大行数が 66 に設定されます。
COL ファイルでは、1 行に複数のキーワードを指定しても、1 行につき 1 つのキーワードを指定しても構いません。[表形式の呼び出し] ダイアログボックスの値は、COL ファイルのキーワード設定値により上書きされます。

関連項目