アプリケーションの設計
連絡先印刷用のフォームを作成し、有効にする
1 Domino Designer でフォームを作成してから、レイアウトやフォームの内容を定義します。
2 [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。
3 [フォーム情報] タブで、フォームに名前を付けてから [印刷に含む] チェックボックスをオンにして、連絡先印刷用のフォームを有効にします。他の表示オプションのチェックボックスはオンにしないことをお勧めします。
5 以下の表に一覧表示されているすべての予約フィールドを、手順に従って作成します。フィールドはフォーム上であればどこでも配置できますが、一般的にはフォームの一番下に配置して、フォーム本体と区別できるようにします。
連絡先印刷の予約フィールドは、すべて必須です。[$SectDataOptions] フィールド以外は、すべてのフィールドに同数のエントリが必要です。エントリが 1 つの場合、そのエントリに対して利用できる 1 種類の分割方法 (例: 1 枚の用紙に 20 枚のラベルを印刷) がフォームにあります。エントリが 2 つの場合、そのエントリに対して利用できる 2 種類の分割方法 (例: 1 枚の用紙に 20 枚または 30 枚のラベルを印刷) がフォームにあります。
8 予約フィールドごとに、プログラムペインのオブジェクトペインへ移動し、作成したフィールドの名前を検索して [値] を選択します。スクリプトエリアをクリックして、適切な値を入力します。値は引用符で囲みます。予約フィールドごとに入力可能な値については、次の表を参照してください。
分割方法には複数のエントリを含めることができますが、エントリごとにコロンで区切る必要があります (例: "2 x 10 Labels, 1 x 4 in" : "3 x 10 Labels, 1 x 2-5/8 in")。分割方法に複数のエントリが含まれる場合、その他の連絡先印刷の予約フィールド ($SectDataOptions を除く) に同数のエントリが必要です。
複数のオプションをスペースで区切ります (例: "Debug Inches")。このフィールドの場合のみ、他の一覧印刷の予約フィールドとエントリ数が一致している必要はありません。
次のオプションのみ有効です。
メモ この予約フィールド (およびその他の予約フィールド) では、次のことを行います。
他のフィールド内に 2 つのエントリがある場合は、このフィールドにも 2 つのエントリが必要です (例: "4156 1000" : "2781 1000")。
内部の余白は、セクション全体の幅と高さ ([$SectDataWidthAndHeight]) を基準とする内側の計測値で、この中に一覧が配置されます。あらかじめ印刷された部分や穴が開けられている部分への印刷を避けるために、内部余白を使用することもできます。
ゼロを含むすべての値を入力できます。唯一の制限事項は、上下左右の内部余白の合計がセクション自体の幅および高さを超えてはならないという点です。たとえば、1.5 インチ幅のセクションに対して、1 インチの内部余白を左右に指定することはできません。
他のフィールド内に 2 つのエントリがある場合は、このフィールドにも 2 つのエントリが必要です (例: "156 0 0 0":"156 0 0 0")。
1 番目のオプションでは、左上隅のセクションの位置だけでなく、(すべてのセクション同士が 0 ピクセル間隔でぴったりと隣接しているため) その他すべてのセクションの絶対位置も指定されます。セクションは [$SectDataWidthAndHeight] の幅の値を単位として横に広がり、高さの値を単位として縦に広がります。セクションは [$SectDataRowsAndCols] で指定した行数と列数分だけ拡大します。ただし、あらかじめ [Relaxrowsandcols] が指定されている場合は、実際の用紙に見合った範囲の行数と列数だけセクションが拡大します。
値に 0 (ゼロ) を指定した場合は注意が必要です。多くのプリンタでは、実際の用紙の左上隅から 1/8~1/4 インチの範囲で余白を残して印刷可能な部分が始まります。
Lotus Notes 6 では、エンドユーザーに対する連絡先印刷の機能の例を表示できます。
1 Notes Client で、[個人アドレス帳] (NAMES.NSF) を開きます。
2 [連絡先] ビューを選択します。
3 [ファイル] - [印刷] を選択します。[ビューの印刷] ダイアログボックスが表示されます。
4 [プリンタ] タブで、[選択文書] をクリックします。[文書スタイル] タブが表示されます。
5 [文書スタイル] タブで、[1 ページに複数の文書を印刷] をクリックします。
6 [ラベル形式] の隣には、連絡先印刷フォームの一覧を表示できます。たとえば、[Address labels 20 or 30, business] は連絡先印刷が可能なフォームで、連絡先印刷の予約フィールドを使って作成されています。
7 [用紙の種類] の隣には、連絡先印刷の予約フィールドごとに値を表示できます。[Address labels 20 or 30, business] フォームには、2 種類の用紙分割方法 ("2X10 Labels, 1 x 4 in" または "3X10 Labels, 1 x 2-5/8 in") のエントリがありますこの 2 つの用紙分割エントリは、[$SectDataName] フィールドで指定されます。