異種 X.400 ドメイン文書 - [ルート] タブ
MTA は、最小コストのルートに基いて、文書を特定の順序にソートします。
MTA は、まず明示的な文字列で、続いてワイルドカード記号で個々のアドレス属性値をソートします。一致が成立するには、提示された O/R 名の属性値 (明示的な文字列) が、異種 X.400 ドメインエントリの関連する属性値 (明示的な文字列またはワイルドカード) のすべてと一致していなければなりません。

次の 4 つの異種 X.400 ドメイン文書は上記のアルゴリズムを使用してソートされており、提示された O/R 名は上から順番にそれらと照合されます。

1 OU4=*/OU3=*/OU2=*/OU1=*/O=*/P=lotus/A=Advantis/C=us

2 OU4=*/OU3=*/OU2=*/OU1=*/O=*/P=lotus/A=*/C=us

3 OU4=*/OU3=*/OU2=*/OU1=*/O=*/P=lotus/A=*/C=*

4 OU4=*/OU3=*/OU2=*/OU1=*/O=*/P=*/A=telenet/C=us

提示された、属性値 /P=lotus/A=Advantis/C=us を含む O/R 名は文書 1 から 3 に一致します。しかし、それらは順番に照合されるので、常にエントリ 1 と一致します。同様に、提示された、属性値 /P=lotus/A=telenet/C=us を含む O/R 名は文書 2 から 4 と一致します。
フィールド説明
メールの送信先 -- 国名X.400 メッセージの送信先アドレスに表示される、国際標準化機構によって各国に割り当てられている 2 文字のコード。任意の国を表すには、* (アスタリスク) を使用します。
メールの送信先 -- ADMDX.400 メッセージの送信先アドレスに表示される主管庁管理領域 (ADMD)。ADMD は公的サービスプロバイダ、電気通信事業者、または郵便および電信電話監督官庁を表し、通常は民間の電気通信事業者です。任意の ADMD を表すには、* (アスタリスク) を使用します。
メールの送信先 -- PRMDX.400 メッセージの送信先アドレスに表示される私設管理領域 (PRMD)。通常、PRMD は組織を表し、ほとんどの場合がその組織の名前です。民間の企業または大規模な組織内の個々のグループや単位を処理する MTA の集合を示します。通常、PRMD は国内にあり、ADMD と通信します。ADMD はこの識別子を使用して、さまざまな企業間で正常にメールを配信します。任意の PRMD を表すには、* (アスタリスク) を使用します。
メールの送信先 -- 組織X.400 メッセージの送信先アドレスに表示される組織名。任意の組織を表すには、* (アスタリスク) を使用します。
メールの送信先 -- 組織単位 1 - 4X.400 メッセージの送信先アドレスに表示される組織単位名。配信で使用する適用可能な X.400 組織単位をそれぞれ入力してください (OU1 から OU4)。任意の組織単位を表すには、* (アスタリスク) を使用します。
配信先 -- ドメイン名X.400 ドメインの名前。メール環境に複数の Notes ドメインがあり、グローバルドメイン文書で X.400 にドメインベースの配信を指定している場合に、ドメイン名を入力します。
配信先 -- サーバー名X.400 MTA サーバーの名前。グローバルドメイン文書でドメインベースの配信を指定していない場合に、サーバー名を入力します。