ユーザーとサーバーの設定


リソース文書を編集および削除する
リソースを作成した後に変更できるのは、[利用可能時間] フィールド、[リソース情報] フィールド、[定員] フィールド、[オンラインリソースのデータ] フィールド、[その他のコメント] フィールド、[所有者オプション] フィールドの情報だけです。リソースの名前を名前および [サイト] の変更により、また、[その他] タイプのリソースではカテゴリを変更できます。

メモ 会議室予約 ACL で管理者のアクセス権と、CreateResource の役割を持つユーザーは、会議室やリソースの名前を変更できます。

リソースに新しい情報を追加すると、まず、システム管理プロセスにより Domino ディレクトリのリソース文書が更新されます。その後、レプリケータにより、変更内容が Domino ディレクトリのすべてのレプリカ (リソースのスケジュール調整に使われる、サーバー上のレプリカ) に複製されます。これにより、ユーザーが新しいリソースを使えるようになります。

会議室予約データベースからリソースを削除すると、[システム管理要求] データベース (ADMIN4.NSF) に、リソース削除を要求するシステム管理プロセス要求文書が作成されます。リソースを削除したり、Domino ディレクトリからリソースを消去したりするには、[システム管理要求] データベースを開き、削除要求を承認する必要があります。要求を承認するには、[システム管理要求] データベースの ACL に適切なアクセス権が設定されていなければなりません。

リソースの名前を変更する
リソースの名前を変更した後 (サイトまたはカテゴリを変更した場合)、すべての予約所有者に対し、リソース名の変更を伝える電子メール通知が送信されます。この通知には、前のリソース名、新しいリソース名、各予約の日付、時刻、議長のリストが記載されます。

予約所有者または議長が「カレンダー」から予約した場合、リソース名変更通知のメッセージ本文に、[会議の更新] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、議長のカレンダーで、このリソースを使用するすべての会議のすべてのインスタンスが更新されます。

予約所有者または議長が会議室予約データベースから予約した場合、予約は自動的に新しい情報で更新され、リソース名変更通知に更新内容が記載されます。

議長に代わりアシスタントが通知を受け取る権限を持っている場合、リソース名変更通知は、そのアシスタントへも転送されます。この通知は、議長に送られた文書の全文コピーで、メッセージ本文内に [会議の更新] ボタンが表示されます。アシスタントが議長のカレンダーを更新するには、議長のメッセージ内の [会議の更新] ボタンを使用する必要があります。

メモ 議長またはカレンダー管理者は、新しい会議室またはリソース名で会議を更新する必要があります。更新しなければ、その後、会議に変更を行った場合 (スケジュール変更など) に、問題が生じる原因となります。

リソース文書を編集するには
1 会議室予約データベースの ACL に [CreateResource] ロールがあることを確認します。

2 Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

3 サーバーペインで作業するサーバーを選択します。

4 会議室予約データベースを開き、[リソース] をクリックします。

5 編集するリソース文書を開き、[リソースの編集] をクリックします。

6 リソースタイプが [会議室] または [その他] の場合、次のいずれかのフィールドを編集します。[オンライン会議の場所] のリソースの種類を編集するには、手順 7 へ進みます。
フィールド[編集]
説明リソースの説明。
定員 ([会議室] のみ)たとえば、リソースが会議室の場合、その座席数を入力します。
インターネットアドレスリソースを予約するために iCalendar ユーザーが使用するインターネットアドレス。
所有者の制限次のいずれかを選択します。
  • [なし] - リソースオーナーを割り当てず、誰でもリソースを予約できるようにします。
  • [所有者のみ] - リソースオーナーを割り当てるときにクリックします。リソースオーナーだけがリソースの要求を処理できます。[所有者名] フィールドにリソースオーナーの名前を入力します。
  • [指定ユーザー] - 指定したユーザーだけがリソースにアクセスできるようにします。[名前のリスト] フィールドに、リソースを予約できるユーザー名を入力します。
  • [自動処理] - 指定したユーザーだけがリソースにアクセスできるようにし、さらにリソースオーナーを割り当てます。[所有者名] フィールドにリソースオーナーの名前を入力します。リソースオーナーは、[名前のリスト] フィールドにリストされていないユーザーからの要求に対して承認と処理を行います。[名前のリスト] フィールドに、リソースを予約できるユーザー名を入力します。
  • [予約不可] - メールファイルにリソースを予約するのを禁止します。
所有者名このリソースの所有者を追加、変更、または削除します。
利用可能時間次のいずれかを選択します。
  • [毎日 24 時間] - リソースは毎日 24 時間利用可能です。この設定を選択すると、他の設定は無効になります。
  • [タイムゾーン] - リソースのタイムゾーンを指定します。デフォルトは [ローカル時間] ですが、必要に応じて [東部標準時] など、他の設定も指定できます。
  • [平日の勤務時間] - リソースを利用できる曜日を選択します。選択した曜日ごとに、利用可能時間の開始時刻と終了時刻指定します。
その他のコメント必要に応じて、リソースに関するその他のコメントを入力します。
7 リソースタイプが [オンライン会議の場所] の場合、次のいずれかのフィールドを編集します。[その他] または [会議室] のリソースを編集するときは、手順 8 に進みます。手順 7 は実行しません。
フィールド次のコマンドを入力します。
説明リソースの説明。
オンラインミーティングデータベースデフォルトではデータベース STCONF.NSF が入力されます。このフィールドは変更できません。
外部アドレスSametime サーバーのメール受信データベースの名前。ここに入力する名前は、Sametime メール受信データベースの名前と同じでなければなりません。
Sametime サーバーミーティングを開催する Sametime サーバーの名前。
オーディオ/ビデオサポート次のいずれかを選択します。
  • [オーディオ] - 音声のみ。
  • [オーディオとビデオ] - 音声と画像の表示。
その他のコメント必要に応じてリソースに関するコメントを変更または入力します。
8 リソース名を変更、またはリソースのサイトやカテゴリを変更する場合は、[名前の変更] をクリックします。

9 このリソースの予約が未処理のすべての議長に通知されるというメッセージが表示されます。[はい] をクリックして、

10 [リソース名の変更] ダイアログ内にある、次のフィールドで必要な設定を行います。
フィールドアクション
新しい名前リソースの新しい名前を入力します。名前は一意にする必要があります。
サイトドロップダウンリストから、このリソースの新しいサイトを選択します。
カテゴリ ([その他] のみ)ドロップダウンリストから、このリソースの新しいカテゴリを選択します。
11 [保存して閉じる] をクリックします。変更要求が生成されると、確認メッセージが表示されます。

リソースを削除するには
リソースを削除する場合、管理者の承認が必要なシステム管理要求も生成されます。ユーザーインターフェースでリソースを削除したら、[システム管理要求] データベースを開き、そこで削除を承認します。これら 2 つの手順は、次のとおりです。

1 会議室予約データベースの ACL に [CreateResource] ロールがあることを確認します。

2 Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

3 サーバーペインで作業するサーバーを選択します。

4 会議室予約データベースを開き、[リソース] をクリックします。

5 削除するリソース文書を開き、[リソース削除] をクリックします。

6 [はい] をクリックし、[OK] をクリックします。

リソースの削除を承認するには
削除を処理するには、[システム管理要求] データベースで削除要求を承認する必要があります。[リソース削除の承認] システム管理要求を承認するには、以下の手順で操作します。

1 Domino Administrator で、[サーバー] - [分析] - [システム管理要求 (6)] をクリックします。

2 [管理者承認保留中] をクリックします。

3 [リソース削除の承認] 要求文書を開き、[文書の編集] をクリックします。

4 [リソース削除の承認] をクリックします。

5 [はい] を選択し、[OK] をクリックして削除を承認します。

関連項目