セキュリティ
送信メールを暗号化するには 送信メールを暗号化すると、転送中のメールや、途中のメールボックスや受信者のメールファイルに保存されたメールを、受信者以外のユーザーが読めないように保護できます。
各 Notes Client ユーザーは、送信メールを暗号化する必要があります。サーバー上のすべての送信メールをシステム管理者が暗号化できるわけではありません。
送信者は、メールをインターネットに直接送信する場合やインターネットアドレス向けのメールの場合、MIME 形式で送るか Notes 形式で送るかを制御できます。メールの受信者は、着信メールの形式をユーザープリファレンスで制御します。メール形式によって、暗号化の方法が決まります。
次のような場合には、送信メールは S/MIME 形式で暗号化されます。
受信者によっては、2 つのインターネット証明書を持つこともあります (1 つの証明書を暗号化に使用し、もう一方を署名と SSL に使用します)。この場合、Notes はインターネット暗号化用の証明書を取り出し、これをメールの暗号化に使います。
暗号化された Notes メールの送信者は、宛先に指定した各受信者のパブリックキーを持っていなければなりません。パブリックキーは、Domino ディレクトリ、送信者がアクセスできる LDAP ディレクトリ、または送信者の個人アドレス帳に保存されています。
送信メールの暗号化について詳しくは、『Lotus Notes 6 ヘルプ』の「電子メールメッセージを暗号化し、デジタル署名を付ける」の項目を参照してください。『Lotus Notes 6 ヘルプ』がインストールされていない場合は、www.lotus.com/ldd/doc にアクセスして、『Lotus Notes 6 ヘルプ』をダウンロードするか、表示します。
メールファイルの受信メールを暗号化するには Domino ディレクトリにあるユーザー文書に対して各ユーザーが [編集者] のアクセス権を持っていれば、ユーザーは自分宛ての受信メールをすべて暗号化できます。[編集者] のアクセス権を持っていない場合、システム管理者は、次の手順を実行します。
1 Domino ディレクトリにあるそのユーザーのユーザー文書を開きます。
2 [ユーザー編集] - [基本] の順にクリックします。
3 [暗号化されていないメールを受信したとき、暗号化した後にメールファイルを保存] フィールドで、[はい] を選択します。
4 文書を保存します。
保存メールを暗号化するには 暗号化できる保存メールには、未送信メールのドラフトと、送信後に保存したメールの 2 種類があります。未送信メールの場合、送信者のパブリックキーだけで暗号化されます。送信済みメールの場合、送信者と受信者の両方のパブリックキーで暗号化されます。
暗号化されるのは、このオプションを選んだ後で保存するメールだけです。すでに保存済みのメールを暗号化するには、メールを開いて保存し直してください。保存メールを暗号化すると、メールサーバーへのアクセス権を持たない他のユーザーがメールに不正にアクセスするのを防ぐことができます。
保存メールの暗号化について詳しくは、『Lotus Notes 6 ヘルプ』の「電子メールメッセージを暗号化し、デジタル署名を付ける」の項目を参照してください。『Lotus Notes 6 ヘルプ』がインストールされていない場合は、www.lotus.com/ldd/doc にアクセスして、『Lotus Notes 6 ヘルプ』をダウンロードするか、表示します。
関連項目