メールとディレクトリの移行
オーガナイザーのメモ帳セクションのページでは、テキスト以外に図形も入力できます。 図形は、個人ジャーナルデータベースに埋め込まれた添付ファイルとして移行され、ユーザーにメールとして送信されます。メモ帳セクションの ASCII テキストは、リッチテキストとして個人ジャーナルの本文に書き込まれます。
メモ帳ページの他の情報と同様に、図形は、OR2 ファイルから作成された場合にだけ移行されます。インクルードセクションや共有 DDE (Dynamic Data Exchange) 情報のように、外部ファイルからリンクされた情報は移行されません。コピーと貼り付けにより作成された図形は、内容がファイルに保存されていないので移行されません。
cc:Mail Domino Upgrade Service を実行している管理用コンピュータからは、ユーザーの Lotus Notes Client に直接書き込めません。オーガナイザーから移行された情報をユーザーに渡すために、Notes の受信ボックスにメッセージが作成されます。メッセージには、移行されたオーガナイザー情報が記録された個人アドレス帳と個人ジャーナルが添付されます。メッセージには、ファイルを保存し、既存の個人アドレス帳と個人ジャーナルデータベースに情報を追加する方法が説明されています。
移行する情報があるセクションが 2 つのうち 1 つしかない場合、ユーザーは 2 つのメッセージを受信します。1 つは、移行されたセクションについてのメッセージで、もう 1 つは、移行する情報のなかったセクションについてのメッセージです。後者のメッセージには、移行する情報がないことが説明されています。移行対象のアドレスセクションやメモ帳セクションがないユーザーは、どちらのメッセージも受信しません。
これらのメッセージのテキストが保存されているファイルは、任意のエディタで開いて編集できるので、ユーザーの環境に応じた情報を通知することができます。Notes のデータディレクトリには、次のメッセージファイルが保存されます。