• 一般的な管理作業
• Lotus Notes と Domino の準備タスク
• cc:Mail の準備作業

一般的な管理作業

• ポストオフィスを移行する順序を決めます。この順序によって移行スケジュールを決定します。
• 移行する cc:Mail のデータの種類を決めます。掲示板など、特定の種類のデータを移行する場合には、追加の計画と準備が必要になることがあります。

• cc:Mail メールボックスの移行に必要なディスク容量を見積もります 。
• 外部のメールシステムにメールを配信するために cc:Mail ゲートウェイをマップする Notes ドメインを決めます。

Lotus Notes と Domino の準備タスク

• Domino Administrator クライアントのカスタムインストールを実行して、cc:Mail Domino Upgrade Service をインストールしなかった場合、再度 Domino 6 Administrator クライアントを稼動させ cc:Mail Domino Upgrade Service を選択してください。
• Domino Administrator のマシンで、ユーザーを移行する cc:Mail ポストオフィスがある場所にドライブを割り当てます。
• Domino 情報のバックアップを作成します。
• メールサーバーに対して [データベースの作成] アクセス権がある Lotus Notes ID を使用して Notes にログインします。
• ユーザーを登録する組織と組織単位の認証者 ID とパスワードを使用できることを確認します。
• 登録サーバーの Domino ディレクトリに対して、[編集者]、[設計者]、[管理者] のどれかのアクセス権が設定されていることを確認します。
• 登録後にユーザーのメールを移行する場合は、メールファイルの ACL で、システム管理者に適切なアクセス権を与えなければなりません。移行オプション [メールファイルのアクセス制御リストに管理者を追加する] を使用してください。
• (省略可能) デフォルトの登録プリファレンスを設定します。
• (省略可能) 移行したユーザーを追加する Notes グループを作成します。
• Domino Administrator または Domino Administrator のマシンで、Lotus Notes 以外のアプリケーションをすべて閉じ、Notes データベースをすべて閉じます。

• cc:Mail のポストオフィスのメッセージをクリーンアップします。不要なメールをアーカイブするか削除するようユーザーに指示します。必要に応じて、ユーザーが移行できるメールの量を制限します。
• ポストオフィスディレクトリをクリーンアップします。
• cc:Mail Domino Upgrade Service で cc:Mail の名前の形式を変換する方法について、理解しておいてください。移行時に一部の名前形式や文字が正しく変換されないこともあります。移行対象のユーザーすべてに対して正しい Notes 名を作成するには、移行処理の前か後で名前を編集する必要もあります。
• 移行されるすべてのユーザーにパスワードが割り当てられていることを確認します。cc:Mail パスワードが空白 (Null 値、長さが 0) の場合、そのユーザーは移行できません。このようなパスワードを設定しているユーザーは、cc:Mail で空白以外のパスワードに変更します。

  メモ cc:Mail Domino Upgrade Service では、[移行オプション] ボックスの [パスワードのないユーザーにランダムなパスワードを生成する] オプションはサポートされていません。

• ポストオフィスをオフラインにしてユーザーがアクセスできないようにします。
• 送信待ちの cc:Mail メッセージを送信します。ポストオフィスのメッセージキューは移行されません。ポストオフィスのメッセージキューと、送信のみ (s/o) が指定された cc:Mail Router のエクスプレスコールを消去します。関連製品を実行し、オーガナイザーのスケジュールエージェントを実行してください。
• 移行する cc:Mail ポストオフィスのバックアップを作成します。このバックアップには、メンテナンスユーティリティを実行する前のポストオフィスの状態が記録されます。
• 通常のメンテナンスを実行して、ポストオフィスが正常であることを確認します。cc:Mail のメンテナンスツールを使用する方法について詳しくは、『cc:Mail 管理者ガイド』を参照してください。
• (省略可能) DB6 の CHKSTAT コマンドか DB8 の MSGMGR コマンドを使用して、cc:Mail のメッセージログ、ゴミ箱などから不要なメッセージを削除します。メッセージを削除したら、RECLAIM コマンドを実行して、削除されたメッセージ分のディスク領域を解放します。
• もう一度ポストオフィスのバックアップを作成します。このバックアップには、メンテナンスユーティリティを実行する前のポストオフィスの状態が記録されます。
• ユーザーのオーガナイザー情報も移行する場合は、ユーザーがオーガナイザー情報のアップグレードを準備するようにしてください。
• 準備作業が完了したら、最初にオーガナイザーユーザーを移行します。オーガナイザーデータを移行する場合、オーガナイザーユーザーを他のユーザーよりも先に登録キューに追加します。

cc:Mail ユーザーを移行する
サポートされる cc:Mail のバージョン