ドメイン文書
ドメイン文書は、メール配信で使用するドメインを定義するための文書です。ここでは次の文書について説明します。 隣接ドメイン文書
隣接ドメイン文書は、隣接するあるドメインから別のドメインへのメール転送を制限する必要がある場合に作成します。 隣接ドメイン文書は、サーバー同士が同じ Notes 名前付きネットワークに属していないときに、Notes ルーティングを設定するために作成する文書の 1 つです。制限の設定が必要な場合にのみ、この隣接ドメイン文書を作成します。隣接ドメイン文書は、Notes ネットワークから隣接ドメインへのメッセージ配信に制限を加えます。自分のサーバーが他のドメイン間のメール転送に使用されるの防ぐために、メールが隣接ドメイン文書で指定されたドメインに、自分のドメインを経由して配信されるのを許可したり拒否したりできます。

隣接ドメイン文書の作成方法について詳しくは、「隣接ドメイン文書を作成する」を参照してください。

非隣接ドメイン文書
非隣接ドメインへのメッセージ配信を制御するには、非隣接ドメイン文書を作成します。 非隣接ドメイン文書は、3 つの機能を備えています。


非隣接ドメイン文書を使用すると、隣接ドメインによって接続されている 2 つの Notes ドメイン内にあるサーバー間の経路を指定できます。非隣接ドメイン文書は、中間ドメイン (隣接ドメイン) に接続しているドメインごとに 1 つずつ、計 2 つ作成します。

非隣接ドメイン文書について詳しくは、「非隣接ドメイン文書を作成する」を参照してください。

異種ドメイン文書
Domino ドメインと外部アプリケーションとの間のパスを定義するには、異種ドメイン文書 (たとえば、ファックスやポケベルのゲートウェイなど) を作成します。異種ドメイン文書は、外部アプリケーションへのゲートウェイとして機能する Domino server を識別します。

Domino では、外部メッセージングアプリケーション (ファックスやポケベルのゲートウェイなど) を異種ドメインとして扱います。Domino ドメインから外部アプリケーションへメールを配信するには、異種ドメイン文書を作成します。この文書は編集可能です。

異種ドメイン文書の作成方法について詳しくは、「外部アプリケーションゲートウェイへの配信を設定する」を参照してください。

異種 SMTP ドメイン文書
異種 SMTP ドメイン文書は、SMTP 配信を使用せず、DNS にアクセスできないサーバーに、インターネットメールの配信に必要な次の中継サーバーについての情報を提供します。 また、SMTP でメールを配信するサーバーで異種 SMTP ドメイン文書を使用すれば、送信されるメールの宛先ごとに異なる配信パスを設定することもできます。

異種 SMTP ドメイン文書について詳しくは、「送信インターネットメールを Notes ルーティングで SMTP サーバーに転送する」を参照してください。

グローバルドメイン文書
グローバルドメイン文書は、Domino ドメインに対して内部であると見なされ、ローカルドメインがメールを受け付けることができるインターネットドメインを識別します。. この文書では、サーバーがメールを受け付ける 1 つの 1 次インターネットドメイン名および複数の代替インターネットドメインを指定します。また、送信 SMTP メッセージ上の送信者の Notes メールアドレスをインターネットメールアドレスに変換するルールも定義します。組織でインターネットドメイン名を複数使う場合は、グローバルドメイン文書を作成して受信メールに宛先として指定される可能性があるインターネットドメイン名をすべて定義します。デフォルトでは、Domino ディレクトリにグローバルドメイン文書はありません。

グローバルドメイン文書について詳しくは、「複数のインターネットドメイン宛てのメールを受信するサーバーを設定する」を参照してください。