ユーザーとサーバーの設定


サイトプロフィール文書とリソース文書を作成する
サイトプロフィール文書を使用すると、リソースが存在する特定のサイトを定義したり、そのサイトと会議室予約データベースや Domino ディレクトリを関連付けたりすることができます。リソース文書を作成する前に、最低 1 つサイトプロフィール文書を作成してください。

リソース文書では、リソースの名前、種類、可用性を定義したり、リソースを予約できるユーザーを特定できます。リソースには次の 3 種類があります。


リソースを設定したら、ユーザーの空き時間を検索し、会議招集を送信するのと同時に、リソースの空き時間を検索し、会議用リソースのスケジュールを作成できます。システム管理プロセスにより、作成したリソース文書ごとに、対応するリソース文書が Domino ディレクトリに作成されます。空き時間検索を要求すると、空き時間システムは [空き時間情報] データベースを検索して、リソースのロケーションを特定し、リソースの空き時間とユーザーの空き時間の両方から判断した利用可能状況を通知します。

会議室をリソースとして設定したら、名前か番号による統一した形式で会議室情報を入力します。これによって、データベースで会議室が見つからないときに起こるエラーの回数を制限できます。

アドレスの入力補完機能を有効にして会議室を予約すると、Lotus Domino 6 は番号または名前のどちらかで会議室を検索します。Lotus Domino 6 は、会議室が会議室予約データベースに名前によって追加されたか、番号によって追加されたかによって、名前または番号で会議室を検索します。ユーザーが名前を入力しても、会議室リソースが会議室番号で設定されている場合、エラーが生成され、会議室は検索できません。すべての会議室リソースを名前だけまたは番号だけで設定すると、このエラーは回避できます。

サイトプロフィール文書やリソース文書を新規作成すると、まず、システム管理プロセスにより新しいリソースが Domino ディレクトリに追加されます。その後、レプリケータによって、その追加情報は、Domino ディレクトリのリソースのスケジュール作成に使われるサーバー上にある、すべてのレプリカに複製されます。これにより、ユーザーが新しいリソースを利用できるようになります。

サイトプロフィール文書を作成するには
1 会議室予約データベースの ACL に [管理者] のアクセス権と [CreateResource] ロールがあることを確認します。

2 Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

3 サーバーペインで作業するサーバーを選択します。

4 会議室予約データベースを開き、[カレンダー]、[個人予約文書のみ]、[予約状況承認待ち] 以外のビューを選択します。

5 [サイトプロフィール作成] をクリックします。

6 次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド次のコマンドを入力します。
サイト名リソースが存在するサイトの名前を入力します。例:50 West Lincoln Building
ドメイン名会議室予約データベースがあるドメインの名前を入力します。デフォルトでは、現在の Domino ドメインが入力されます。
7 [保存して閉じる] をクリックします。

リソース文書を作成するには
1 会議室予約データベースの ACL に [CreateResource] ロールがあり、少なくとも 1 つのサイトプロフィール文書が作成されていることを確認します。

2 Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

3 サーバーペインで作業するサーバーを選択します。

4 会議室予約データベースを開きます。

5 [リソース作成] をクリックします。

6 次のリソースタイプのどれか 1 つを選択します。

7 [リソース情報] タブの次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド次のコマンドを入力します。
Name会議室番号など、リソースを特定する一意の名前を入力します。
サイトアイコンをクリックして、使用可能なサイトのリストを表示します。リストの中から 1 つを選択します。
カテゴリ

([リソースタイプ] で [その他] を選択した場合に表示される)

電子機器や AV 機器など、リソースのカテゴリ名を入力します。このフィールドには以前に入力したカテゴリがすべて表示され、その中から選択することもできます。
Capacity

リソースの定員を入力します。

たとえば、リソースが会議室の場合、その座席数を入力します。
説明リソースの説明を記入します。例:モニター付きの大会議室
インターネットアドレスリソースを予約するために iCalendar ユーザーが使用するインターネットアドレス。

Online Meeting Place では、[インターネットアドレス] フィールドは表示されません。

8 リソースタイプが [会議室] または [その他] の場合は、次の [所有者オプション] を入力します。[オンライン会議の場所] を選択したときは、手順 9 へ進みます。
フィールド次のコマンドを入力します。
所有者の制限次のいずれかを選択します。
  • [なし] - リソースオーナーを割り当てず、誰でもリソースを予約できるようにします。
  • [所有者のみ] - リソースオーナーを割り当てるときにクリックします。リソースオーナーだけが、特に許可の必要なく、リソースの要求を処理できます。[所有者名] フィールドにリソースオーナーの名前を入力します。リソースオーナーは、[名前のリスト] フィールドにリストされていないユーザーまたはグループからの要求を承認および処理できます。
  • [指定ユーザー] - 指定したユーザーだけがリソースにアクセスできるようにします。[名前のリスト] フィールドに、リソースを予約できるユーザー名を入力します。
  • [自動処理] - 指定したユーザーまたはグループだけがリソースにアクセスできるようにします。またリソースオーナーを割り当てることができます。[所有者名] フィールドにリソースオーナーの名前を入力します。リソースオーナーは、[名前のリスト] フィールドにリストされていないユーザーまたはグループからの要求を承認および処理します。[名前のリスト] フィールドに、リソースを予約できるユーザー名を入力します。
  • [予約不可] - 会議の通知から、または直接会議室予約データベースから、ユーザーがリソースを予約するのを禁止します。
利用可能時間次のどちらかを選択します。
  • [毎日 24 時間] - リソースは毎日 24 時間利用可能です。この設定を選択すると、他の設定は無効になります。
  • [タイムゾーン] - リソースのタイムゾーンを指定します。デフォルトは [ローカル時間] ですが、必要に応じて [東部標準時] など、他の設定も指定できます。
  • [平日の勤務時間] - リソースを利用できる曜日を選択します。選択した曜日ごとに、利用可能時間の開始時刻と終了時刻指定します。
その他のコメント(省略可能) 必要に応じて追加コメントを入力します。
9 リソースタイプが [オンライン会議の場所] の場合、次のオンラインリソースのデータを入力します。[会議室] または [その他] を選択したときは、手順 8 を完了した後に手順 10 を実行します。手順 9 は実行しません。
フィールド次のコマンドを入力します。
オンラインミーティングデータベースデフォルトでは Sametime 会議データベース STCONF.NSF が入力されます。Sametime サーバーが UNIX サーバーの場合は、Sametime 設定をカスタマイズし、Sametime 会議データベースに STCONF.NSF 以外の名前を使用できます。データベース名が変更されている場合は、そのデータベースの名前を入力します。
外部アドレスSametime サーバーの Sametime メール受信データベースの名前。このデータベース STCS.NSF は、Sametime のインストール時に作成されます。デフォルト名は Sametime Reservations です。これは、メール受信データベースとして、Domino ディレクトリへ手動で追加する必要があります。メール受信データベースに指定する名前が、この [外部アドレス] フィールドへ追加される名前となります。Domino ディレクトリへ手動でメール受信データベースを追加する方法について詳しくは、『Domino Administrator オンラインマニュアル』の「新規データベースのメール受信データベース文書を作成する」を参照してください。
Sametime サーバーSametime を動作させる Domino サーバーの名前。メールサーバーは Sametime サーバーにメールを接続し、会議への招待を配信し、会議をスケジュールする必要があります。
オーディオ/ビデオサポート次のいずれかを選択します。
  • [オーディオ] - 音声のみ。
  • [オーディオ/ビデオサポート] - 音声と画像の表示。
10 [保存して閉じる] をクリックします。

関連項目