ユーザーとサーバーの設定


カスタム Welcome ページの導入
会社または組織全体で同じカスタムの外観を使用するために、カスタム Welcome ページを作成し、その後でポリシー文書とデスクトップ設定文書を使用してこれらのページをユーザーに設定できます。 これらのページは会社のロゴを含む単純な背景から、複数のフレームや数多くの異なるコンテンツを含む高度なページまで、さまざまなものを作成できます。

Welcome ページは必要な数だけ作成できます。ただし、デスクトップ設定の [デフォルト Welcome ページ] メニューに表示される Welcome ページの数には制限があります。この制限は約 10 ページですが、Welcome ページのタイトルの文字数に応じて異なります。この制限は、デスクトップ設定メニューに表示される Welcome ページの数だけに影響します。Welcome ページはその数にかかわらず、すべてユーザーのブックマークに配置されます。

企業の Welcome ページのデータベースはローカルで作成して作業し、作業が完了したら、サーバーにコピーします。そうすることで、作業途中の変更はユーザーには表示されず、完成したページだけが公開されます。

個人ユーザー用のデフォルトの Welcome ページは明示ポリシーで配置することで指定します。組織全体用のページには組織ポリシーを使用します。

メモ イメージリソースに追加されるイメージは、Welcome ページ作成後にイメージリソースに追加された場合、企業の Welcome ページには、追加されず、企業の Welcome ページは、ユーザーにプッシュされます。

ヒント ユーザーがカスタムの Welcome ページをデフォルトとして設定できるようにするには、そのページをまず作成し、デスクトップ設定メニューで選択できるようにします。

Welcome ページデータベースを作成する
1 Domino Administrator で [ファイル] - [データベース] - [作成] を選択します。

2 [サーバー] フィールドで [ローカル] を選択します。

3 [タイトル] フィールドに、新しいデータベース名を入力します。ファイル名はデフォルトにより入力されていますが、変更することもできます。ファイルには BOOKMARK.NSF 以外の任意の名前を付けることができます。

4 [テンプレートサーバー] フィールドで [ローカル] を選択します。

5 [詳細テンプレートの表示] をクリックします。

6 [ブックマーク (R6)] テンプレートをクリックします。

7 [OK] をクリックします。

Welcome ページを作成する
企業の Welcome ページは、Notes Client のページと同じように作成します。Welcome ページにさらの多くのオプションを使用し、詳細な制御ができるようにするには、Welcome ページのデータベースを Domino Designer で開き、「Toggle advanced configuration editor」エージェントを実行します。

ローカルで Welcome ページの作業が終わったら、ページのデータベースをサーバーにコピーして、ユーザーが使用できるようにします。

デスクトップポリシー設定文書の [デフォルト Welcome ページ] フィールドを使用可能にする
Welcome ページを選択するために、デスクトップポリシー設定文書の [デフォルト Welcome ページ] フィールドを使用可能にする必要があります。Welcome ページタイトルの選択が表示されるドロップダウンリストは、NOTES.INI 変数 $CurrentLayout によって移植されます。この変数用に存在する Welcome ページタイトルは、[デフォルト Welcome ページ] フィールドのドロップダウンリストにリストされています。

必要な Welcome ページ情報を $CurrentLayout 変数に追加するには、2 つの方法があります。どちらか一方を使用します。

方法 1 -- 詳細設定を使用可能にする
詳細設定を使用可能にすると、Welcome ページウィザードに追加のページが用意されます。このページには詳細オプションが含まれています。詳細設定は、Domino Designer で Welcome ページデータベースを開き、[Toggle advanced configuration editor] エージェントを実行することによって設定されます。この方法を使用すると、すべてのホームページ名の先頭に $ が自動的に追加され、NOTES.INI 設定に追加される Welcome ページが「$CurrentLayout」になります。

方法 2 -- Welcome ページ名に手動で $ を追加する
Welcome ページウィザードの詳細ページに備えられているオプションがまったく必要ない場合は、Welcome ページ名の先頭に手動で $ を追加できます。すべての Welcome ページ名の先頭に $ を入力します。これで Welcome ページは自動的に NOTES.INI 変数に追加されます。

デスクトップ設定を使用して Welcome ページを導入する
1 サーバー上の Welcome ページのデータベースを開きます。

2 Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

3 メニューから [作成] - [ポリシー設定] - [デスクトップ設定] をクリックします。

4 Domino Administrator のタスクバーで、Welcome ページのデータベースをクリックし、[共通 Welcome ページデータベース] フィールドにドラッグします。これによって、データベースリンクが作成されます。

5 (省略可能) [デフォルト Welcome ページ] メニューで、ユーザーがログインしたときに自動的に表示される Welcome ページを選択します。

6 (省略可能) [ホームページの変更をユーザーに許可しない] をクリックして、ユーザーがデフォルト以外のホームページを作成または選択できないようにします。

7 [保存して閉じる] をクリックします。

これらのデスクトップ設定を 1 つ以上のポリシーに導入し、次にこれらをユーザーに割り当てて、カスタムの Welcome ページの導入を完了します。変更は、ユーザーが次にログインしたときに反映されます。

ポリシーについて詳しくは、「組織ポリシーと明示的ポリシー」を参照してください。

Welcome ページの変更と再導入
Welcome ページのデータベースのコピーをローカルに保持しておいて、あとでページを変更するときにそれを使用します。ローカルのデータベースへの変更が完了したら、それを保存して再びサーバーにコピーします。

次に、Welcome ページのデータベースをポイントしている各デスクトップ設定文書に戻り、新しいバージョンに新しいデータベースリンクを作成します。これが完了すると、ユーザーが次にログインしたときに変更が反映されます。

関連項目