ネットワーク設定


Notes ネットワークポート用に NetBIOS LANA 番号定義する
サーバーで NetBIOS を実行するには、サーバーのセットアッププログラムを実行した後、Notes ネットワークポートをバインドする NetBIOS LANA 番号を決める必要があります。NetBIOS LANA 番号は、NIC 上の NetBIOS トランスポートプロトコルスタックを表す論理番号です。ワークグループまたは企業内の NetBIOS で、どのトランスポートプロトコル (NetBEUI、IP、IPX) の Notes Client や他の Domino Server が使用されているかを知る必要があります。

たとえば、コンピュータに 2 つの NetBIOS プロトコルスタック (NetBEUI 経由の NetBIOS と IPX 経由の NetBIOS ) がある場合、NetBIOS/NetBEUI は LANA 番号 0 を使用し、NetBIOS/IPX は LANA 番号 1 を使用します。システムの設定変更をどの程度の頻度で行うかによって異なりますが、LANA 番号はこの例で示したものと異なる場合もあります。

Domino Server を実行しているコンピュータに、同じプロトコルスタックを実行する複数の NIC がある場合、NetBIOS 用の各 Notes ネットワークポートにそれぞれ異なる NetBIOS LANA 番号を定義する必要があります。

同じトランスポートプロトコルを使用する NetBIOS システムは、同じ Notes 名前付きネットワーク内に存在していなければなりません。サーバーに接続文書を作成する場合は、選択する LAN ポートも同じトランスポートプロトコル用のものでなければなりません。

Lotus Domino で LANA 番号を定義するには
1 Domino Administrator か Web サーバー管理クライアントで、LANA 番号を定義するサーバーをクリックします。

2 [設定] タブをクリックします。

3 次のどちらかの操作を行います。

4 Portname ポートを選択します。Portname は、LANA 番号を定義する NetBIOS ポートの名前です。

5 [Portname オプション] をクリックし、[手動] を選択します。

6 正しい LANA 番号を入力します。

7 [OK] をクリックします。

Windows NT サーバーで NetBIOS プロトコルに設定されている LANA 番号を見つけるには
1 コントロールパネルで、[ネットワーク] - [サービス] - [NetBIOS インターフェイス] を選択します。

2 [プロパティ] ボタンをクリックします。[ネットワークルート] リストボックスに Windows NT の情報が表示されます。

通常、Windows NT では、オペレーティングシステムで複数の NetBIOS ネットワークが設定されています。Windows NT システムで一般的な NetBIOS ネットワークは次のとおりです。
Nameプロトコル
NwlnkNbNovell NetBIOS
NbfNetBEUI
NetBTNetBIOS over TCP/IP (RFC 1001/1002)
プロトコルによっては、各ネットワークカードやダイヤルアップネットワークインターフェースに 1 つずつというかたちで、複数の LANA 番号に関連付けられるものがあります。たとえば、[ネットワークルート] のエントリ [Nbf->Elnk3] は 3Com Etherlink III カード上の NetBEUI、[Nbf->NdisWan5] は Microsoft のリモートアクセスサービス (RAS) 接続上の NetBEUI です。

Windows 95/98、XP、2000 サーバーで NetBIOS プロトコルに設定されている LANA 番号を見つけるには
Windows NT システムとは異なり、Windows 95/98、XP、2000 システムでは、LANA の関連付けを直接表示する手段はありません。Windows 95/98、XP、2000 システムの場合、システムのレジストリのバインドを確認するか、LANACFG という Microsoft を使って LANA 番号の割り当てを表示および変更できます。

Windows 2000 サーバーからのツールの出力の例を次に示します。示されているネットワークルートのリンケージは Windows NT でのものと同じです。

lanacfg [options]


DOS プロンプトで、次のように入力します。
次のものが出力されます。
関連項目