データベース管理
更新 Update は、サーバー起動時にデフォルトでロードされ、継続的に動作して、固有の作業キューに更新する必要があるビューやフォルダがないかを調べています。作業キューにビューやフォルダの変更が記録されると、約 15 分待ってからデータベースのビューの索引をすべて更新します。これは、その 15 分間にデータベースが変更された場合に、その変更内容も含めて一括で更新するためです。データベースのビューの索引を更新した後、更新頻度が [毎時] か [即時] に設定されている全文索引を持つデータベースをすべて更新します。
Update では、ビューの索引や全文索引の破損を検出すると、そのビューの索引や全文索引を再構築して問題の解決を図ります。すなわち、ビューの索引や全文索引は削除され、新規に構築されます。
サーバーの CPU の処理能力に余裕がある場合は、Update タスクを複数実行すると、ビュー索引の作成パフォーマンスが向上します。
メモ Update タスクにより、ディレクトリインデクサスレッドが作成されます。ディレクトリインデクサは、Domino Directory のビュー索引を最新の状態に保つために専用で使用され、1 分間隔で起動します。ディレクトリインデクサは、サーバーがディレクトリサービスに使用するローカルまたはリモートの Domino Directory または拡張ディレクトリサービスに対して起動します。
Updall Updall は Update とほとんど同じですが、継続的に動作することも、キューから実行されることもありません。Updall は必要に応じて起動されるタスクです。実行時にオプションを指定できますが、指定しない場合は、サーバーにあるビューの索引と全文索引のうち更新の必要があるものをすべて更新します。ディスク容量を節約するため、データベースから削除スタブをパージします。また、データベース設計者がビューの索引の破棄について別の条件を指定した場合以外は、45 日以上使われていないビューの索引を破棄します。Updall が使われていないビューの索引を破棄する条件になる日数は、NOTES.INI の Default_Index_Lifetime_Days 設定で変更できます。
Updall でビューの索引と全文索引に破損を検出された場合は、Update と同様に再構築が行われます。
デフォルトでは、Updall は、NOTES.INI の ServerTasksAt2 設定に含まれているので、毎日午前 2 時に実行されます。Updall を毎日実行すると、削除スタブがパージされ、使われていないビューの索引が破棄されるので、ディスク容量を節約できます。Updall では、更新頻度が [毎日] に設定されている全文索引がすべて更新されます。
次の表は Update と Updall の特徴を比較したものです。Updall に関する内容はデフォルト値です。これらの特徴の一部を変更する際に使用するオプションについて詳しくは、「Updall のオプション」の項目を参照してください。