ユーザーとサーバーの設定

Instant Messaging およびクライアントのインストールとセットアップ
Instant Messaging (IM) を使用すれば、オンライン上の共同作業者を表示し、Instant Messaging を送信できます。また、3 人以上の共同作業者の間でオンラインミーティングを開始することもできます。

インスタントメッセージングは Notes Client システムに含まれており、Notes Client をインストールすると、この機能もインストールされます。Notes Client の構成時に [Lotus Notes Client 設定] ダイアログボックスにチェックボックス [Instant Messaging をセットアップ] が表示され、これによって Notes Client のセットアップ時に IM をセットアップするかどうかを指定できます。デフォルトでは、チェックボックスは IM のセットアップを使用可能にするように選択されています。このチェックボックスを選択解除して、ユーザーが IM をセットアップしないようにすることもできます。

Instant Messaging 用にシングルサインオンを使用可能にする
管理者として、Lotus Notes によるシングルサインオンに IM を含め、動的設定を通じてユーザーがこの機能を使用できます。ユーザーがシングルサインオンによる IM を使用できるようにするには、NOTES.INI 変数、IM_ENABLE_SSO=1 を使用します。この変数が 1 に設定されている場合は、シングルサインオンによる IM を使用できます。0 に設定されている場合は、シングルサインオンによる IM を使用できず、IBM Lotus Instant Messaging のパスワードを入力する必要があります。また [ユーザープリファレンス] ダイアログボックスに、シングルサインオン機能を使用するかどうか指定できる設定があります。この設定を使用すれば、ログオンすれば、引き続き複数のアプリケーションおよびサーバーに接続できます。

この NOTES.INI 変数について詳しくは、「IM_Enable_SSO」を参照してください。

スクリプトを使ったセットアップおよび Instant Messaging
スクリプトを使ったセットアップを使用して新規にインストールされたクライアントを設定する場合、IM をスクリプトを使ったセットアップに含めることができます。ユーザー用に IM 設定を定義するために使用する変数には、複数の変数があります。

IM を使用したスクリプトを使ったセットアップの使用方法について詳しくは、「スクリプトを使ったセットアップで Notes をセットアップする」を参照してください。

ビュー列および名前フィールドにおけるユーザーの接続状況
名前のオンラインステータスが Notes で表示された場合、その名前は、Sametime サーバーのディレクトリでの検索用に Sametime サーバーに表示済みとして渡されます。通常、これは Notes 短縮形式ですが (たとえば、John Smith/Austin/Acme)、メールに例外が検出される場合があります。これはメールの名前はインターネットから受信できるからです。Sametime サーバーが使用するディレクトリで名前を検出するためには、ディレクトリが Notes 短縮名の検索をサポートする必要があります。Sametime サーバーが使用するディレクトリが Domino ディレクトリの場合、これはデフォルトで発生します。ただし、Sametime サーバーが使用するディレクトリが LDAP ディレクトリの場合、Sametime サーバーが、LDAP サーバーを使用して名前をどのように検索するかを設定する必要があります。さらに、LDAP ディレクトリがエントリごとに Notes 短縮名属性を持っていることを確認する必要があります。

Sametime サーバーによる LDAP の使用について詳しくは、Lotus Developer Domain Web site の『Lotus Sametime Administrator's Guide』を参照してください。「Using LDAP with the Sametime Server」の章を参照してください。特に、この章の「Configuring the LDAP Searching Setting」の部分を参照する必要があります。

Instant Messaging とポリシー
デスクトップポリシー設定文書またはセットアップポリシー設定文書を使用して、ユーザー用の IBM Lotus Instant Messaging サーバーを指定します。[Sametime サーバー] フィールドにサーバー名を入力します。 ユーザーが使用できるようになると、この設定は、フィールド [IBM Lotus IM サーバー] をユーザーのロケーション文書に移植します。しかし、ユーザーはロケーション文書のそのフィールドに異なるサーバー名を入力して、ポリシー文書の設定を上書きできます。[IBM Lotus IM サーバー] フィールドで指定されたサーバーは、ユーザーが Instant Messaging にアクセスするサーバーです。このフィールドにサーバー名が入力されていない場合は、IM にログオンできません。したがって、ユーザーは、ロケーション文書の [Instant Messaging] タブの設定値を検討して、必要な修正を実行します。

デスクトップおよびセットアップポリシー文書についての詳細は、「デスクトップポリシー設定文書を作成する」および「セットアップポリシー設定文書を作成する」を参照してください。ポリシーの使用について詳しくは、「組織ポリシーと明示的ポリシー」を参照してください。

関連項目