WEB サーバー
Web サイト文書は、Web サイト設定情報を記述するための文書で、他のタイプのインターネットサイト文書と同じように [サーバー - インターネットサイト] ビューで管理します。ただし、以前のバージョンとの互換性を保つために、Domino 6 HTTP タスクでは R5 の [サーバー - Web 設定] ビューもサポートされています。Domino 5 から Domino 6 へサイトを移行する場合、古いビューを新しいビューにすぐに変換する必要はありません。ただし、Domino 6 の多くの新しい Web 機能を利用するには、新しいビューに変換する必要があります。
Domino R5 で使用されている HTTP タスクサーバーのレコード設定の多くが、新しい Web サイト文書で利用できるようになりました。新しいインターネットサイトビューを有効にすると、HTTP タスクは、サーバーレコードの設定ではなく、Web サイト設定を使用するようになります。
インターネットサイトビューを有効にするには、サーバー文書の [基本] セクションで [サーバー - インターネットサイトからインターネット設定の読み込み] をクリックします。
詳しくは、この章の「Web サーバーの設定ビューからインターネットサイトビューに変換する」を参照してください。
Lotus Domino R6 で Web サイトを運用する Web サイトは、物理的なサーバーと明示的には関連付けられていません。1 つの Domino ドメインで、多数の Web サイトをサポートすることもできます。どの Web サイトも、任意の個数のホスト名やホストアドレスと関連付けることができます。同一の Domino ドメイン内のサーバーはすべて、[インターネットサイト] ビュー内の同一の Web サイト文書を使用できます。管理者は、サイトをサポートする Domino Server を指定します。どの Web サイトも、セキュリティ、ファイル保護、および URL に関するルールを独自に持ち、管理者はそれらを必要に応じて変更できます。
デフォルトでは、Web サイト文書は特定の Domino Server には関連付けられていません。同じ Domino ディレクトリを共有する (つまり、同じ Domino ドメインに置かれている) すべてのサーバーは、自動的に、インターネットサイトビューの同じ Web サイト文書を使用します。このため、ドメインに新しいサーバーを追加するたびに、同じ Web 設定を再作成する必要はありません。1 つの Web サイト文書を追加または変更すると、そのドメインに含まれているすべてのサーバーに対して変更が自動的に適用されます。
Web サイト文書のオプションフィールドでは、サイトを運用するための Domino Server を指定できます。このフィールドにリストされていないサーバーには、サイト設定は読み込まれません。
Web サイトを設定するには Domino Server 上の Web サイト文書を設定するには、次の作業を実行します。
1 [インターネットサイト] ビューを有効化する
2 Web サイト文書を作成します。
4 (省略可能) ファイル保護を作成する
5 (省略可能) 領域認証文書を作成する
Lotus Domino R5 で Web サイトを運用する Lotus Domino R5 で使用する複数の仮想サーバーモデルは、単一の Domino Web サーバーに関連付けられます。IP アドレス、デフォルトのホームページ、カスタム Web サーバーメッセージに加え、HTML、CGI、アイコン用のディレクトリなども、サイトごとに個別に設定できます。どの仮想サーバーも、単一の Domino データディレクトリを共有します。
仮想サーバーごとに、個別の固定 IP アドレスを持つネットワーク接続を設定するか、同じ IP アドレスに複数のホスト名をマッピングします。仮想サーバーの数は、オペレーティングシステムおよびシステムハードウェアにのみ依存します。詳しくは、オペレーティングシステムやハードウェアのマニュアルを参照してください。
関連項目