- クラスタのサーバーに障害が発生したときに失われた可能性のある変更内容を複製する。
クラスタ複製イベントはメモリのみに格納されるので、イベントを複製する前にサーバーに障害が発生すると、これらのイベントは失われる可能性があります。データは失われませんが、保留中だったクラスタ複製イベントは標準の Domino 複製を実行するまでは複製されません。
- クラスタ複製を無効にしたデータベースを複製する。
更新するたびに複製する必要はないデータベースが存在することがあります。このようなデータベースに対してクラスタ複製を無効にすることができます。データベースに対してクラスタ複製が無効になっているか確認するには、クラスタデータベースディレクトリを開きます。左の列に "X" が表示されているデータベースは、クラスタ複製が無効になっています。また、クラスタデータベースディレクトリにある各データベースの文書で [Cluster Replication] フィールドを調べて確認することもできます。
- 選択複製式に基づいて複製する。
複製式の実行は、クラスタレプリケータではなく、標準のレプリケータで行われます。クラスタで複製式を使用する前に、その複製式がクラスタ複製に及ぼす影響を確認してください。
- 同じサーバーにあるレプリカを複製する。
クラスタレプリケータは、レプリカを持つ他のサーバーには変更内容をプッシュしますが、自身のサーバーにある他のレプリカは更新しません。
メモ サーバーに複数のレプリカがある場合は、クラスタマネージャはパスによるフェイルオーバーを使用してユーザーがフェイルオーバーで開くレプリカを選択します。サーバーに複数のレプリカを配置する場合は、クラスタで同じパスを割り当てられているすべてのレプリカが同じ選択複製式を使用することを確認してください。同じ選択複製式が使われていないと、ユーザーがフェイルオーバーに使用するレプリカに、ユーザーが想定しているデータとは異なるデータが含まれていることがあります。