メールとディレクトリの移行


アップグレードウィザードを使ってメッセージデータを移行する
アップグレードウィザードを使うとローカルドライブやマップされたドライブから個人のメールデータを移行できます。アップグレードウィザードにより、旧メールシステムのアーカイブメッセージは Notes メールアーカイブのメッセージに変換されます。個人アドレスと個人用宛先リストはユーザーのクライアントにある Notes の個人アドレス帳 (NAMES.NSF) に移行されます。各メールシステムの情報と変換後の Notes の情報は次の表のように対応しています。
cc:Mail のメールデータMicrosoft Mail のメールデータMicrosoft Outlook Express のメールデータMicrosoft Exchange、Outlook のメールデータ対応する Lotus Notes の情報
アーカイブ (CCA ファイル)アーカイブとバックアップ (MMF ファイル) --個人用フォルダ (PST ファイル)メールファイルアーカイブデータベースのフォルダ
添付ファイル添付ファイル添付ファイル添付ファイル添付ファイル
メッセージの優先度 --メッセージの優先度メッセージの優先度メッセージの優先度
メッセージメッセージメッセージメッセージメッセージ*
--フォルダの階層フォルダの階層フォルダの階層階層化したフォルダビュー
モバイルのポストオフィス**モバイルのポストオフィス --モバイルのポストオフィス移行されない
個人用宛先リスト個人用グループグループ個人用配布リスト***個人アドレス帳のグループ文書
個人アドレス個人用アドレス帳のエントリ連絡先連絡先 (Outlook のみ) と個人用アドレス帳 (PAB ファイル)個人アドレス帳の連絡先文書
既読、未読のマーク****既読、未読のマーク既読、未読のマーク既読、未読のマーク既読、未読のステータス
受信確認受信確認 --受信確認受信確認
ごみ箱フォルダごみ箱フォルダ削除済みアイテムフォルダごみ箱フォルダ移行されない
--カスタムメールメッセージ -- --移行されない
--配信不能レポート -- --移行されない
--個人間メール (IPM) のメッセージ -- --移行されない
-- -- --秘密度ムードスタンプ
-- -- --カレンダーのエントリカレンダーのエントリ
-- -- --仕事タスク
* cc:Mail から移行したメッセージのリッチテキスト形式は変換されます。メッセージ本文中の各国文字は移行中に変換されます。

** cc:Mail Mobile ユーザーに関して移行できるのはアーカイブメッセージだけです。クライアントにあるモバイルのポストオフィスからメールボックス全体の内容を移行することはできません。Mobile ユーザーがメッセージを移行する場合は、アップグレードウィザード実行前に旧メールプログラムでメッセージをアーカイブしておきます。

*** クライアントの PAB ファイルに保存された Exchange の個人用配布リストが移行されます。

**** cc:Mail のアーカイブには既読メッセージだけが保存されるので、cc:Mail から移行したアーカイブメッセージには既読のステータスが割り当てられます。

Microsoft Exchange 用アップグレードウィザードでは、Exchange から移行したすべてのメッセージに未読のステータスが割り当てられます。