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ホステッド環境での IP アドレス設定を計画する
次のどの IP アドレス設定を使用するかを決めることは、xSP 設定を計画する上で重要なステップになります。 この IP アドレス設定は、xSP 設定全体に影響を及ぼします。

1 つの IP アドレスを複数のホステッドオーガニゼーションで共有する
次の図は、IP アドレス 92.32.2.0 を共有する複数のホステッドオーガニゼーションをサポートする xSPserver1 を示しています。

Figure of one xSP server supporting multiple hosted organizations that share one IP address.

メモ Domino Server ではホステッドオーガニゼーションごとにサーバー認証を提供できないため、この設定では SSL はサポートされません。

1 つの IP アドレスを複数のホステッドオーガニゼーションで共有するという設定を使用する場合、使用可能なプロトコルは POP3、IMAP、HTTP、SMTP、LDAP、Domino IIOP になります。この設定では、インターネットサイト文書で入力する IP アドレスをすべてのプロトコルで同じにする必要があります。POP3、IMAP、および LDAP ユーザーは、認証されたインターネットの電子メールアドレスを使用する必要があります。この設定では、LDAP への匿名のアクセスはサポートされていません。

メモ 単一の共有 IP アドレスを使用する設定の一部にホステッドオーガニゼーションが含まれる場合、Netscape POP3 クライアントは、ユーザー名としてインターネットの電子メールアドレスを入力するときに、@ をコロン (:) で置き換える必要があります。たとえば、ユーザーの電子メールのインターネットアドレスが、msmith@acme.com の場合、msmith:acme.com と入力します。

1 つの IP アドレスをホステッドオーガニゼーションごとに設定する
SSL を使用する場合は、各ホステッドオーガニゼーションに固有の IP アドレスを使用します。この設定を使用する場合は、IP アドレスを xSP Server に結合する必要があります。

IP アドレスのホストサーバーへの関連付けついて詳しくは、「ホステッドオーガニゼーションの IP アドレスを xSP サーバーに関連付ける」を参照してください。

次の図は、3 つのホステッドオーガニゼーションをサポートする xSPserver2 を示しています。これらの組織には、それぞれ固有の IP アドレスがあります。

Figure showing one xSP server supporting three hosted organizations each with a unique IP address.

上記 2 つの IP アドレスの設定の組み合わせ
前述の 2 つの IP アドレスの設定方法を組み合わせて使用できます。次の図は、多数のホステッドオーガニゼーションをまとめてホストする 3 つのサーバーを示しています。

Configuration with both shared IP addresses and unique IP addresses.

関連項目