トラブルシューティング


データベースへのアクセスが遅くなる
データベースへのアクセスが遅くなる原因には、次のようなものが考えられます。

データベースが頻繁に使われている
ユーザーの使用状況を参照し、データベースが頻繁に使われているかどうかを調べます。このオプションは、[データベースのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブにあります。サーバーを調べて、データベースの使用状況に対して、ハードウェアやメモリの状況が十分かどうかを確認します。サーバーが十分でない場合、サーバー上のハードウェアやメモリを更新する必要があります。また、データベースの追加レプリカを作成して、1 つのレプリカにユーザーが集中しないようにします。ディスクへのアクセスの監視に問題がある場合や、問題となりそうな要素がある場合、負荷の低いディスクにデータベースを配置します。[データベースのプロパティ] インフォボックスについて詳しくは、『Lotus Notes 6 ヘルプ』を参照してください。

ビューが多すぎる
データベースに多くのビューがある場合、複数のビューをまとめて 1 つのビューにできます。別々のビューではなく、同じビュー内に置き換え可能な照合を作成して、ビューをまとめられます。ビューの索引をパージまたは削除することもできます。データベースに多くのビューがあると、データベースのパフォーマンスが低下します。

ビューのパフォーマンスを向上させる方法について詳しくは、『Domino Designer 6 ヘルプ』を参照してください。

ビューの索引が頻繁に更新されている
使用頻度が多かったり、大量の文書が保存されているようなデータベースでは、ビューの索引を更新する頻度をできるだけ少なくします。

ビューについては、『Domino Designer 6 ヘルプ』を参照してください。

未読マークによる処理速度の遅れ
データベースを開いた後、未読マークがあると処理速度が遅くなります。データベースのすべての操作を遅くするアクセスの監視も作成されます。データベース内の未読マークによる処理の遅れは、データベースを開くと更新されます。未読マークを使用できなくすると、処理の遅れはなくなります。

データベース設計が複雑
複雑なデータベース設計はパフォーマンスを低下させる場合があります。Domino Designer を利用して、設計を修正したり、パフォーマンスの問題を解決してください。

アプリケーションの設計については、『Domino Designer 6 ヘルプ』を参照してください。

データベースのパフォーマンスプロパティが使用されていない
データベースのプロパティを設定して、データベースのパフォーマンスを向上させてください。

データベースキャッシュを調整する必要性について
管理者は、データベースが保存されているサーバーのデータベースキャッシュをモニターし、効率よく動作しているかどうかを確認します。必要に応じて、キャッシュのあるデータベースの数を増やします。その場合、NSF バッファのプールサイズも大きくする必要があります。

関連項目