リファレンス


IPX/SPX ネットワークにおける Novell Directory Service
Domino Server NDS オブジェクトを作成するには、Domino Server オブジェクトクラスを NDS スキーマに追加します。次に、Novell NetWare Administrator を NetWare Administrator スナップイン (NDSNOTES.DLL) または Lotus NDS Manager (NDSMgr) と組み合わせて使用し、Notes Client や Domino Server で NDS オブジェクトを使用して Domino Server にアクセスできるようにします。最初に Domino Server を起動する場合、SPX ポートドライバが Domino Server NDS オブジェクトが存在するかどうかを確認し、その後 Domino Server が Domino Server の IPX/SPX アドレスを持つオブジェクトを初期化、つまり更新します。サーバーオブジェクトが初期化されると、クライアントやその他のサーバーはこのオブジェクトを使用してサーバーにアクセスすることができます。

Domino NDS オブジェクトは永続的です。このため、Domino Server が停止しても、対応する NDS オブジェクトは NDS ディレクトリから削除されません。Notes Client や Domino Server から、停止している Domino Server に NDS を使って接続しようとすると、サーバーが応答しないというエラーメッセージが表示されます。また、Domino NDS オブジェクトは永続的であるため、その属性が変更された場合のみ更新されます。たとえば、新しい NIC をインストールすると、オブジェクトの [ネットワークアドレス] 属性が変更になります。場合によっては、Domino Server NDS オブジェクトを一度削除して再度作成し、Domino Server を再起動して初期化し直す必要があります。

NDS で Domino Server NDS オブジェクト名を表示するには、Domino アイコンを使用して Domino Server を識別する Domino NetWare Administrator スナップイン (NDSNOTES.DLL) が付属した NetWare Administrator を使用します。その他の NDS ビューアーでは、Domino Server は「スマイリーフェイス」で表示されます。

Domino Server NDS オブジェクトの属性
Domino NDS オブジェクトの属性を調べるには、NetWare Administrator を Domino NetWare Administrator スナップイン (NDSNOTES.DLL) または Lotus NDS Manager を組み合わせて使用します。次の表は、Domino Server NDS オブジェクトの属性を示しています。
属性説明
サーバー名Domino Server の NDS 名 -- 例:CN=Chicago、OU=Sales、O=Acme
Network AddressIPX: アドレス: ネットワークアドレス: ノードアドレス: ソケット番号 -- 例 IPX: 030000508: 00805F685BDA: 506f
状況UNINITIALIZED か INITIALIZED。UNINITIALIZED の場合は、Domino Server がまだネットワークアドレスでこのオブジェクトを更新していないことを示します。INITIALIZED の場合は、Domino Server がこのオブジェクトをすでに更新していることを示します。ただし、Windows の場合、Status 属性は UNINITIALIZED になります。
バージョンDomino のビルド番号 -- 例:143
説明このオブジェクトに関するその他のコメント -- 例: Domino システム管理者名、ロケーション
関連項目