単一のクライアントを共有するユーザーが複数企業内にいる場合、マルチユーザーインストールを使用してください。それらのユーザーがシステムにログオンし、Lotus Notes 6 のセットアップを実行すると、ユーザーの個人データファイル (BOOKMARK.NSF、NAMES.NSF など) が作成されます。

マルチユーザーインストールは、プログラムファイルがマルチユーザーインストール内のローカルシステムに配置されるという点で、共有インストールと異なります。これは、マルチユーザーインストールの利点です。これによって、ネットワークドライブが使用可能であるかどうかにかかわらず、ユーザーは Notes Client にアクセスできます。共有インストールでは、ユーザーは共有ネットワークドライブが使用可能であるかどうかということに依存することになります。

マルチユーザーインストールでは、Domino プログラムファイルがローカルシステムの中央の場所にインストールされます。現在のユーザー用のシステムのアプリケーションデータディレクトリに、各ユーザー用のデータディレクトリが設けられます実際の場所は、次のようにオペレーティングシステムによって異なります。

• 例 1 -- c:\Documents and Settings\user\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes Data
• 例 2 -- c:\winNT\Profiles\user\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes Data
• 例 3 -- c:\Bin\Win95\Profiles\user\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes Data

メモ 以前のリリースでは、複数のユーザーが 1 台のクライアント上の同じ Notes Client を使用する場合、ユーザーごとにロケーション文書を作成する必要がありましたが、現在では不要になっています。

関連項目

ユーザーのクライアントインストールを設定する