モニタリング
Server Health Monitor は、Domino Administrator クライアントの一部である Domino Server モニターに組み込まれています。Server Health Monitor で生成される統計は、すべて Domino Administration クライアントのローカルにあります。
Server Health Monitor は、モニターする全サーバーおよび有効な全サーバーコンポーネント (主に CPU、ディスク、メモリ、およびネットワークの使用量、NRPC 名の参照、メール配信の待ち時間、およびサーバー、HTTP、LDAP、IMAP の応答など) のヘルスレーティングをレポートします。
各サーバーとそのコンポーネントのヘルスレーティングは、指標の集合に基づいています。Healthy、Warning、Criticalなどのヘルスレーティングは、これらの指標値に基づいて割り当てられます。各指標には、0 から 100 までの計算された値があります。これらの値は、サーバーのヘルスモニターレーティングのアルゴリズムと規則に基づいています。各指標には、2 つの関連するしきい値、警告しきい値とクリティカルしきい値があります。これらの 2 つのしきい値よりも指標値が小さい場合、サーバーまたはサーバーのコンポーネントは「Healthy」とレーティングされます。指標値が警告しきい値よりも大きい場合、サーバーまたはサーバーのコンポーネントは「Warning」とレーティングされます。指標値がクリティカルしきい値よりも高い場合、サーバーのパフォーマンスは「Critical」と判断され、早急な対応が求められます。
Server Health Monitor には、AIX、IBM eServer iSeries (OS400)、IBM eServer zSeries (Z/OS)、Linux/Intel、Solaris/Sparc、Windows NT/2000 の各プラットフォームの指標に対するしきい値が組み込まれています。アルゴリズムの感度を向上または低下させるには、しきい値を増減させます。
ヘルスモニターは、各サーバーのデータが取得可能な領域をレポートします。データを収集できない場合、何もそのコンポーネントについてはレポートされません。管理者はモニター対象のサーバーを指定し、この動作をカスタマイズすることができます。ヘルスレポートからコンポーネントを任意に除外でき、常に知らせなくてもよい既知の状況を排除する場合に便利です。
Server Health Monitor を使用すると、Health Monitoring データベース (DOMMON.NSF) の [Current Reports] ビューに、モニターされた各サーバーとそのコンポーネントのヘルスレーティングが表示されます。
関連項目