ルーターの Tell コマンド
次の表では、ルーターのタスクで使用できる、そのほかの Tell コマンドを説明します。
コマンド説明
Tell Router Delivery Statsルーターの配信統計を表示します。
Tell Router CompactMAIL.BOX を圧縮して、開いているルータータスクのキューをクリーンアップします。このコマンドを使うと、任意のタイミングで MAIL.BOX を圧縮できます。サーバーに複数の MAIL.BOX が設定されている場合、それぞれの MAIL.BOX データベースが順番に圧縮されます。

デフォルトでは、MAIL.BOX は午前 4 時に自動的に圧縮されます。

Tell Router Show Queues特定のサーバーへの転送キュー内やローカルの配信キュー内にあるメールを表示します。
Tell Router Exitサーバーで実行しているルーターのタスクを停止します。
Tell Router Update Configサーバーのルーチングテーブルを更新し、メッセージの配信方法をただちに変更します。ルーターの設定変更が適用されるまでの 5 分の待機時間は無視されます。

メッセージを宛先に配信する最適ルートを決定するために、ルーターは宛先にパスを割り当てるルーチングテーブルを作成します。ルーチングテーブルには、NOTES.INI ファイルの変数、および Domino ディレクトリのサーバー設定文書、ドメイン文書、接続文書、およびサーバー文書から情報が取り込まれます。ルーチングテーブルの更新には、グローバルドメイン文書に対する変更は反映されません。

デフォルトでは、ルーターは 5 分おきに設定を自動的に更新して、ソースに対する変更を取り込みます。以前のバージョンの Domino では、ソース文書に変更を加えた場合、ルーチングテーブルを更新するためルーターを再起動する必要がありました。

このコマンドでは大文字と小文字が区別されます。

注意 R5 サーバー上で Tell Router Update Config コマンドを実行すると、共有メールがロードされます。コマンドの Tell Router U 部分によって R5 サーバー上に共有メールがロードされます。

Tell Router Quitサーバーで実行しているルーターのタスクを停止します。

関連項目