トラブルシューティング


トランザクションログ -- トラブルシューティング
次の項目では、トランザクションログでよく発生する問題について説明します。よく発生する問題の解決方法は、Lotus 製品サポート情報 (www.ibm.com/jp/software/lotus/support) で検索もできます。

トランザクションログのパスが無効
トランザクションログパスにアクセスできない場合は、サーバーコンソールに無効なログパス、メディアの復旧や修復の必要なデータベース、およびパニックを示すエラーメッセージが表示されます。

1 ログのパスが存在するか調べます。

2 ログのパスへの書き込みのアクセス権がサーバーに設定されているか調べます。

3 ログのパスにもデバイスにも問題がない場合はサーバーを再起動します。問題が解消されれば、手順 4 を実行する必要はありません。

4 ログのパスが正しくてもデバイスに問題がある場合は、ログのパスがあるデバイスを交換するか、NOTES.INI ファイルの TRANSLOG_Path 設定を別のパスに変更します。


5 サーバーを再起動します。新しいログと制御ファイルが作成され、Domino R5 以上のデータベースすべてに新しい DBIID が割り当てられます。

6 サーバー文書で [トランザクションログ] タブの [損傷したデータベースの自動 fixup] が [有効] に設定されている場合は、メディアの復旧や修復の実行が必要なデータベースに対して Fixup タスクが実行されます。[有効] になっていない場合は、Fixup タスクを手動で実行してください。

7 データベースの完全バックアップを実行します。

トランザクションログが壊れている
トランザクションログが壊れていることがわかった場合、サーバーコンソールには、破損したログ、メディアの復旧や修復が必要なデータベース、およびパニックを示すエラーメッセージが表示されます。

トランザクションログの読み書きに失敗するとこのエラーが発生します。

1 サーバーを再起動してエラーを解消します。再び「damaged log」エラーが表示されなければ、ログは壊れていません。

2 正常にシャットダウンするように、サーバーをもう一度停止します。

3 データベースの完全バックアップを実行します。

4 サーバーを再起動します。


5 トランザクションログファイルと制御ファイルを削除します。

6 サーバーを再起動します。新しいログファイルと制御ファイルが作成され、Domino R5 以上のデータベースすべてに新しい DBIID が割り当てられます。

7 サーバー文書で [トランザクションログ] タブの [損傷したデータベースの自動 fixup] が [有効] に設定されている場合は、メディアの復旧や修復の実行が必要なデータベースに対して Fixup タスクが実行されます。[有効] になっていない場合は、Fixup タスクを手動で実行してください。

8 データベースの完全バックアップを実行します。


9 サーバーを再起動してエラーを解消します。正常にシャットダウンするように、サーバーをもう一度停止します。

10 サーバーを停止した状態で、サードパーティのバックアップユーティリティでメディアを復旧します。この作業を行ってもアーカイブされているログが使えない場合は、データベースのバックアップを使って、壊れたログのトランザクション以外を復旧します。

11 データベースの完全バックアップを実行します。

12 サーバーを再起動します。

関連項目