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Domino ディレクトリを使用して LDAP スキーマを拡張する
Domino LDAP スキーマにスキーマ要素を追加する場合、Domino ディレクトリでフォームとサブフォームを作成する方法と、Domino LDAP スキーマデータベース (SCHEMA.NSF) を使用する方法があります。スキーマを拡張するには、スキーマデータベースを使用する方法をお勧めします。Domino ディレクトリを使用してスキーマを拡張するのは、Notes ユーザーまたは Web ユーザーがディレクトリ内の文書から、新しいスキーマ要素で作成されたエントリにアクセスする必要がある場合のみです。新しいスキーマ要素で定義されたエントリに LDAP アクセスだけが必要となる場合は、Domino LDAP スキーマデータベースを使用してスキーマを拡張します。

メモ Domino ディレクトリを使用してスキーマを拡張する場合は、Lotus Domino Designer 6 Client を使用する必要があります。

Domino ディレクトリでは次の作業を実行できます。


デフォルトのスキーマに定義されているオブジェクトクラスに属性を追加する場合は、オブジェクトクラスには属性を直接追加しないでください。代わりに、次のいずれかの操作を行います。
Domino ディレクトリを使用して LDAP 標準エントリが文書として表示されるようにする
LSCHEMA.LDIF ファイルで、デフォルトの LDAP スキーマに定義されている LDAP の標準スキーマ要素は、Domino ディレクトリのフォームおよびフィールドには対応していません。たとえば、オブジェクトクラス residentialPerson に対応するフォームは、Domino ディレクトリにありません。デフォルトでは、これらの LDAP 標準スキーマ要素で定義されたディレクトリエントリを作成およびアクセスする場合、LDAP オペレーションのみを使用します。

このような LDAP 標準エントリを Notes ユーザーや Web ユーザーが参照できる文書に表示するには、Domino ディレクトリを使用したスキーマの拡張方法と同じ手順を実行します。たとえば、オブジェクトクラス residentialPerson で定義されたエントリの値を含むフォームを作成するには、「Domino ディレクトリを使用して新しい LDAP 構造化オブジェクトクラスを作成する」に記載された手順を実行してください。この場合、オブジェクトクラスは LSCHEMA.LDIF ファイルにすでに定義されているため、フォームを使用したオブジェクトクラスの定義は行いません。代わりに、フォームを使用して、オブジェクトクラスによって定義されたエントリが文書に表示されるようにします。この場合、Domino LDAP スキーマデータベース (SCHEMA.NSF) に示される定義内容とまったく同じ方法でスキーマ要素を定義してください。定義が異なると、単にデフォルトのスキーマ要素が文書に表示されるようになるのではなく、新しいスキーマ要素が定義されてしまう可能性があります。