メール
メールファイルへの IMAP アクセスを準備するには 1 次の操作が完了していることを確認します。
4 メールファイルでメール変換ユーティリティを実行して、メールファイルへの IMAP アクセスを使用可能にします。
5 新規のメールファイルではない場合は、クライアントのログイン時にヘッダーのダウンロード速度を高めるために、-h オプションを使用してメール変換ユーティリティを実行します。
IMAP サービスは、IMAP フォルダとメッセージデータの保存にテンプレートのビューを使用していないので、どのようなメールテンプレートを使用して作成されたメールファイルでも使用可能にできます。
メールファイルのレプリカが複数あるユーザーの場合、たとえば、クラスタ化されたサーバーにメールファイルを持つユーザーの場合、レプリカごとに IMAP アクセスを使用可能にする必要があります。Domino はデフォルトでは、データベース間で IMAP データベース項目を複製しないため、IMAP 対応のメールファイルのレプリカを新規作成する場合、そのレプリカでは IMAP を使用できません。
メールファイルを表示するときの IMAP クライアントと Notes Client との相違 メールファイルの一部の機能は Notes Client にしか表示されないテンプレート項目で構造化されているため、IMAP クライアントには表示されません。その結果、1 つのメールファイルのフォルダとビューのうち IMAP クライアントには Notes Client とは異なって表示されるものがあります。たとえば、IMAP クライアントには受信フォルダ、ごみ箱フォルダ、パブリックフォルダが IMAP メールボックスとして表示されます。また、非表示フォルダや個人フォルダは、IMAP クライアントには表示されません。さらに、IMAP クライアントには、[ドラフト] ビューや [送信] ビューなど、Notes メールファイルのテンプレートの一部となっているビューは表示されません。
Domino IMAP サービスでは、IMAP クライアントから Notes メールファイルの受信フォルダの名前を変更することはできません。
IMAP クライアントと Notes Client の両方からメールファイルにアクセスするユーザーの場合、Domino は両方のクライアントで未読メッセージのマークを同期化します。つまり、Notes Client で既読とマークされているメッセージは、IMAP クライアントでも既読とマークされ、逆の場合も同じです。
IMAP クライアントは Notes 暗号化を使用するメッセージを読めません。IMAP クライアントは、ユーザーの Notes 認証のためのパブリックキーを使って暗号化されているメッセージの暗号化を解除するために必要な Notes プライベートキーにはアクセスできません。その結果、ユーザーが暗号化された Notes メッセージを IMAP クライアントから開くと、暗号化されていないヘッダー情報のみが表示されます。サーバーによって、空白のメッセージ本文に代わって次のテキストが表示されます。