WEB サーバー


他の Web サーバーと併用できるように Domino を設定する
バックエンドの Domino 6 サーバーは、フロントエンドの IBM HTTP Server (IHS) または Microsoft Internet Information Server (IIS) からの要求を受信したり、それに応答したりできます。この通信を可能にするには、WebSphere Application Server (WAS) 4.0.3 以降の適切なプラグインをフロントエンドサーバーにインストールする必要があります。それらのプラグインは、Domino アプリケーションに対する HTTP 要求を認識し、それらの要求を Domino Server に渡します。他の HTTP 要求は、フロントエンドサーバー自体により処理されます。

フロントエンドサーバーは通常、ファイアウォールの外部に配置します。フロントエンドサーバーが Web ユーザーからの要求を受信し、その要求をプラグインが HTTP を介して中継し、ファイアウォールを抜けてバックエンドの Domino 6 サーバー上の HTTP タスクに渡します。次に Domino 6 サーバーが要求を処理して返信をプラグインに送り、その返信はプラグインからユーザーに渡されます。

任意の数のバックエンドサーバーをサポートするために、プラグインを設定することができます。Domino は WebSphere と同じプラグインを使用するため、Domino サーバーと WebSphere サーバーを結合することもできます。たとえば、メールアプリケーションのホストである Domino サーバーと、J2EE アプリケーションのホストである WebSphere サーバーの両方を、同じ IIS フロントエンドサーバーの背後に配置することができます。

バックエンドの Domino サーバーは、サポートされている任意のオペレーティングシステムプラットフォームで実行できます。フロントエンドサーバーとしては、以下のサーバーがサポートされています。

AIX、Windows NT 4.0、Windows 2000 Server 上の IBM HTTP Server

Windows NT 4.0、Windows 2000 Server 上の Microsoft IIS

プラグインファイルは Domino 6 サーバーのパッケージに含まれており、その使用権は Domino ライセンスに含まれています。Microsoft IIS プラグインを使用するために他の WebSphere コンポーネントをインストールする必要はありませんが、IHS プラグインを使用する場合は、WebSphere の IHS コンポーネントをフロントエンドサーバーにインストールする必要があります。

Domino バックエンドサーバーでは、Domino コアデータベース機能、Lotus iNotes Web Access、Lotus Domino Off-Line Services (DOLS)、Lotus Discovery Server(TM) の機能がサポートされています。その他の Domino 製品もサポートされています。詳しくは、製品のマニュアルを参照してください。