クラスタ


クラスタの外部に複数の ICM を設定する例
ユーザー要求を処理するために複数の ICM を設定しておくと、いつでもサーバーを利用できる可能性が高くなります。この設定では、ある ICM が使用できなくなっても、それ以外の ICM は使用できるので、クライアント要求を引き続き処理できます。両方の ICM に同じホスト名を設定すると、一方に障害が発生しても、他方の ICM が処理を引き継ぐため、ユーザーには影響が及びません。

2 つの ICM は同時に動作してユーザー要求を処理しますが、複数の ICM を設定する本来の利点は ICM を利用できる可能性の高さであり、パフォーマンスの向上ではありません。この設定では、1 つの ICM ではクライアント要求を処理しきれない場合にのみ、パフォーマンスが目に見えて向上します。

次の図は、クラスタ外部にある 2 つの ICM にアクセスする HTTP クライアントを示しています。それぞれの ICM は、クラスタ内部にある 4 つの Web サーバーのいずれにもクライアントをリダイレクトできます。

クラスタの外部にある複数の ICM