クラスタ


クラスタでレプリカを作成する
クラスタでレプリカを作成するときには、サーバーでレプリカを作成する場合と同じ手順を実行します。Domino では、1 つの手順で複数のサーバーに複数のレプリカを同時に作成できます。このため、必要なレプリカをクラスタに簡単に組み込むことができます。レプリカを作成するときに、[レプリカの作成] ダイアログボックスで、[クラスタメンバーのみを表示: クラスタ名] を選択して、各クラスタにあるサーバーを確認できます。こうして、対象となるすべてのクラスタサーバーにレプリカを作成できます。

未読マークを複製する
クラスタ内の別のレプリカへ未読マークを複製するデータベースを指定することも必要です。未読マークを複製すると、ユーザーがフェイルオーバーしたときにすべてのレプリカが同じように表示されます。ユーザーはフェイルオーバーの発生に気づきません。未読マークは、ユーザーが文書のステータスを追跡する際にも役立ちます。メールデータベース内の未読マークを複製することをお勧めします。ただし、使用頻度の非常に高い、マルチユーザーデータベース内の未読マークを複製すると、CPU に相当の負荷がかかり、パフォーマンスが低下します。このことから、これらのデータベース内の未読マークの複製は、重要性を検討した上で実行してください。

デフォルトでは、データベースは未読マークを複製しません。このため、未読マークを複製するデータベースでは、複製設定を変更する必要があります。

メモ 未読マークの複製機能は、Domino 6.5 と Domino 6.0.3 を動作させるサーバーでのみ機能します。Domino の旧リリースを動作させるサーバーには未読マークを複製できません。また、Domino の旧リリースを動作させるサーバーが複製パスに含まれていると、未読マークの複製は、そのサーバーより先へ進みません。