インストール


サーバー登録
追加のサーバーは、登録してからインストールと設定を行います。サーバーを登録すると、そのサーバーをシステムに追加したことになります。サーバー登録プロセスでは、Domino ディレクトリにそのサーバーのサーバー文書とサーバー ID が作成されます。サーバーの登録とインストールが済んだら、サーバーのセットアッププログラムを使用して、この新しいサーバーの Domino ディレクトリのコピーを取得し、HTTP サービスやメール配信など、必要なサービスとタスクを実行するようサーバーを設定します。

メモ 追加のサーバーを設定する際、Windows システムに限り、モデム経由のダイアルアップ接続で登録サーバーから Domino ディレクトリを取得可能です。他のオペレーティングシステムの場合、追加のサーバーは、登録サーバーと通信するためにネットワーク上になければなりません。

サーバーを登録する前に、会社の階層名体系を計画し理解しておいてください。階層名体系によって、新規サーバーを登録するときに使う認証者 ID が決まります。さらに、各認証者 ID にアクセスできること、パスワードを知っていること、その ID 復旧情報があることを確認してください。

サーバーベースの Domino 認証機関 (CA) を使用する場合は、認証者 ID ファイルとそのパスワードにアクセスせずにサーバーを登録できます。

ID 復旧について詳しくは、「ID の復旧」の項目を参照してください。サーバーベースの Domino CA の使用について詳しくは、「サーバーベースの Domino 認証機関」の項目を参照してください。

登録サーバーは、Domino ディレクトリが他のサーバーと複製を行うまでの間、Domino ディレクトリ内の文書の変更を保存しておくサーバーです。登録サーバーはネットワーク上で必ず稼働していなければなりません。クライアントからサーバーを登録するには、登録サーバーにアクセスする必要があります。この場合、Domino ディレクトリにある ACL で [Server Creator] と [Group Modifier] ロールを持つ [作成者] 以上のアクセス権が必要となります。

サーバーを登録すると、次の処理が行われます。

インターネット証明書の発行にサーバーベースの Domino CA を使用する場合、サーバーキーリングのパスワードとサーバーのホスト名を指定することによって、新規サーバーが SSL 接続をサポートするよう設定できます。その後、次の処理が行われます。 これらの要求について詳しくは、「システム管理プロセス要求」の項目を参照してください。

メモ このサーバー登録プロセスで新規サーバーを SSL 用に設定する場合は、Domino Administrator を使用する必要があります。

関連項目