[ルーター/SMTP] - [詳細] - [制御] タブ
その他の制御
フィールド説明
ログ詳細度次のいずれかを選択します。
  • [最小] - 必須のステータスメッセージと致命的なエラーメッセージのすべてのログを取ります。
  • [普通] - (デフォルト) すべての最小イベントと、処理停止の原因にはならない状況を示す警告メッセージのログを取ります。
  • [詳細] - すべての最小と普通のイベントを記録し、保存場所、MAIL.BOX アクセス、メッセージハンドリング、メッセージ変換、トランスポートステータスなど、すべてのメッセージのログを取ります。
  • [より詳細] - すべての最小、普通、詳細イベントと、システムの問題解決に役立つ追加メッセージのログを取ります。
メモ ログファイルが過剰に大きくならないように、特定の問題を解決する場合以外は [より詳細] 設定を使用しないでください。
詳細転送設定
フィールド説明
メールの重要度を無視する次のいずれかを選択します。
  • [有効] - ルーターはすべてのメッセージを中優先度として送信します。
  • [無効] - (デフォルト) ルーターは、送信者または別のサーバープロセスによって割り当てられたメッセージ優先度設定を使用します。
メモ 指定したサイズのメッセージを重要度が低いメッセージとして配信するように制限し、重要度が低いメッセージの配信時間として指定した時間のみに大きいメッセージを配信する場合は、この設定を無効にしてください。
動的なコストのリセット間隔ルーターが、さまざまな接続のコストをリセットするまでの時間 (分単位)。たとえば、コストをリセットする間隔が 15 分で、ネットワーク障害によりルーターが接続コストを 1 から 2 に増やした場合、ルーターは 15 分のコストリセット間隔が経過した後に接続コストを 1 にリセットします。
追加設定 (配信と転送)
フィールド説明
名前の参照を 1 次ディレクトリのみに制限 次のいずれかを選択します。
  • [有効] - ルーターは、サーバーの Domino ドメインの Domino ディレクトリでのみ名前とグループを参照できます。ルーターは、ディレクトリアシスタントまたはディレクトリカタログで使用できる他のディレクトリでは名前やグループを参照できません。
  • [無効] - (デフォルト) ルーターは、サーバーからアクセスできるどのディレクトリでも名前とグループを参照できます。
クラスタフェイルオーバー次のいずれかを選択します。
  • [無効] - 受信者のサーバーが使用できない場合、ルーターが自動的にクラスタサーバーを介してメールを配信することはありません。
  • [最終ホップのみ有効] - (デフォルト) ルーターは受信者のメールサーバー (配信パスの最後の中継点) が無効であることを検出すると、クラスタ化されたサーバーを探し、そのサーバーにメッセージを転送します。たとえば、Server1 が Jane Doe 宛てのメッセージを配信するとします。Jane Doe のメールファイルは Server3 にあります。Server3 は使用できないため、Server1 は Server3 への接続に失敗します。Server1 は Domino ディレクトリを調べて Server3 とクラスタ化されたサーバーがあるかどうかを確認します。Server2 は Server3 とクラスタ化されているので、Server1 のルーターは Server2 に接続しようとします。接続に成功すると、ルーターはメッセージを Server2 に転送します。
  • [このドメインのすべての配信に有効] - ルーターは配信パスの中継サーバーが無効であることを検出すると、その中継点のサーバーとクラスタ化されたサーバーを探そうとします。ルーターが別のクラスタ化されたサーバーを見つけた場合は、そのサーバーにメッセージを転送します。たとえば、Server 1 のルーターがメッセージを HubA に転送しようとしたが HubA が使用できなかった場合は、ルーターは Domino ディレクトリで HubA とクラスタ化されたサーバーがあるかどうかを調べます。HubB は HubA とクラスタ化されているので、ルーターは HubB に接続しようとします。接続に成功すると、ルーターはメッセージを Server1 から HubB に転送し、HubB は引き続きメッセージを配信します。
配信できないメールの保持
  • [有効] - ルーターはメッセージを配信できなかった場合、送信エラーレポートを生成しないで、MAIL.BOX にメッセージを保管します。
  • [無効] - (デフォルト) ルーターはメッセージを送信できない場合に、送信エラーレポートを生成します。
メモ 配信不能メッセージを保持するように MAIL.BOX を設定した場合は、データベースに蓄積したメールを頻繁に確認してください。
エラーメッセージ
次のエラーメッセージの形式次のいずれかを選択します。
  • [テキストファイル] - ルーターは、外部ファイルからエラーメッセージにカスタマイズされたテキストを追加します。リストされた条件ごとに、デフォルトのエラーメッセージに追加するカスタマイズした文字列を含むテキストファイルへの完全なパスを入力します。
  • [テキスト] - サーバー設定文書に入力されたテキストからエラーメッセージにカスタマイズされたテキストを追加します。リストされた条件ごとに、デフォルトのエラーメッセージに追加するカスタマイズした文字列を入力します。
転送エラー転送エラーは、ネットワーク障害など、サーバー間の一時的な接続トラブルがあると発生します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの配信エラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\TRANSFER.TXT など) を指定します。

配信エラー配信エラーは、サーバーがメッセージを受信者のメールファイルに送信できないと発生します。たとえば、受信者のメールファイルが別の場所に移され、Domino ディレクトリが正しく更新されていない場合などに起きます。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの送信エラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\DELIVER.TXT など) を指定します。

期限切れメッセージ指定期間内にメッセージを転送できないときにこのエラーが起きます。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの期限切れメッセージの通知に追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\EXPIRE.TXT など) を指定します。

ドメインエラードメインエラーは、Domino がメッセージの受信者のドメインを認識できないと発生します。たとえば、jdoe@lotus.com にメッセージを送信したとき、Domino が Domino ディレクトリと DNS のどちらにも lotus.com を見つけることができない場合は、サーバーはドメインエラーメッセージを生成します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトのドメインエラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\DOMAIN.TXT など) を指定します。

サーバーエラーサーバーエラーは送信先サーバーに Domino が接続できないと発生します。たとえば、jdoe@lotus.com にメッセージを送信するとき、DNS が lotus.com ドメイン宛てのメールを mail1.lotus.com に送信するように指示したが、Domino が mail1.lotus.com に接続できない場合、送信側 Domino Server はサーバーエラーメッセージを生成します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトのサーバーエラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\SERVER.TXT など) を指定します。

ユーザー名エラーユーザー名エラーは、アドレスのユーザー名の部分と受信者が一致しない場合に起きます。たとえば、メッセージを jdoe@lotus.com 宛てに送ったが、Domino が Domino ディレクトリに jdoe を見つけられなかった場合は、サーバーはユーザー名エラーメッセージを生成します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトのユーザー名エラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\USER.TXT など) を指定します。

サイズエラーサイズエラーは、Domino がメッセージを最大サイズより大きいことを理由に拒否すると発生し、サイズエラーメッセージが生成されます。メッセージの最大サイズは、サーバー設定文書の [ルーター/SMTP] - [制限と制御] - [制限] タブの [最大メールサイズ] フィールドで設定します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトのサイズエラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\SIZE.TXT など) を指定します。

制限エラー制限エラーは、Domino がアウトバウンドルーター制限に基づいてメッセージを拒否すると発生します。たとえば、jdoe@lotus.com にメッセージを送ったとき、lotus.com がサーバー設定文書の [ルーター/SMTP] - [制限と制御] - [SMTP アウトバウンド] タブの [次のインターネットアドレスからのインターネット宛てメールを拒否] フィールドにリストされている場合は、Domino はメッセージを拒否して制限エラーメッセージを生成します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの制限エラーメッセージに追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\RESTRICT.TXT など) を指定します。

遅延通知重要度が低いメッセージの配信遅延は、重要度が [低] に設定されているメッセージが MAIL.BOX に送信され、重要度が低いメッセージの配信時間として指定された時間 (デフォルトでは、午前 0:00 から午前 6:00) までルーターがメッセージを処理しないときに発生します。低優先度遅延通知がメッセージに対して有効になっている場合、ルーターは発信者のアドレスに遅延通知を送信します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの重要度が低いメッセージの配信遅延通知に追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\DELAY.TXT など) を指定します。

メモ Domino R5.0.x では、サーバーの NOTES.INI ファイルの MailTextFileForTransferDelays 設定を使用してこのファイルが指定されます。その設定が存在する場合、ここで指定する設定よりも優先されます。

警告通知の制限値ルーターは、制限値の警告しきい値を超えたメールファイルを持つユーザーに制限値警告通知を送信します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの制限値警告通知に追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\WARNING.TXT など) を指定します。

エラー通知の制限値ルーターは、設定された制限値を超えたメールファイルを持つユーザーに制限値エラー通知を送信します。

このセクションの最初のフィールドを [Text] に設定した場合、デフォルトの制限値エラー通知に追加するテキストを入力します。または、そのテキストを含むファイルへのパス (C:\DOMINO\DATA\QUOTA.TXT など) を指定します。